アンと幸福

著者 :
  • 光文社
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感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334100933

作品紹介・あらすじ

累計100万部突破!「和菓子のアン」シリーズ3年ぶりの最新作、どうぞ召し上がれ。「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。別れと出会いと「なんで?」を乗り越えて、アンちゃんも新しい扉を開きます。東京デパートの食品売り場から、たくさんのはじめての場所へ……。甘酸っぱい謎と和菓子の世界が、あなたをお待ちしています。——人の転機は十人十色。甘いお菓子で一息いれて、さあ進みましょう。

感想・レビュー・書評

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  •   このシリーズも好きっ!なんでこんなに私をひきつけるのか…和菓子とアンちゃんが魅力的だからに尽きるのかなぁ~ってことで…!!

     このシリーズ4作目…アンちゃんも立派に「みつ屋」の店員さん頑張って、そして成長が著しい~!!もう、読み手みんなが応援したくなっちゃうキャラですよね♪好きな仕事に正直に向き合って、おいしいものをおいしそうに食べるところも魅力的!そして和菓子って奥深いなぁ…と改めて感じることができました。

     そうそう、「みつ屋」の個性的な上司と同僚も、そして応対するお客様もまたみんないい感じです。そして、なんといっても、シマエナガ!!私、シマエナガの可愛さ大好きなんです。実はまだレビューできてないけど、シマエナガの本も何冊か所蔵しているくらい、シマエナガ好きなんですよね!!(いつか、そのうちに…レビューしますね…!)あ、この作品にちょっとだけ、シマエナガについて、触れている部分があるんです♪アンちゃんはペンギンに、乙女な立花さんはパンダにもキュンキュンしてましたけどね!まだ未読の方、その辺も楽しみにして読んでみてくださいネ♡

    • かなさん
      しじみさん、こんにちは!
      そうなんですよね~ここにきて
      読みたい作品が図書館に入ってきて新着チェックして
      どんどん新刊読めてます(*^...
      しじみさん、こんにちは!
      そうなんですよね~ここにきて
      読みたい作品が図書館に入ってきて新着チェックして
      どんどん新刊読めてます(*^^)v
      「椿ノ恋文」も実は読み終えているんですが、
      どうせなら、私が持っている小川糸さんの作品と並べて
      ブクログに登録したいと思ってるんです…。
      私が持っている小川糸さんの作品が、いつ読めるかわからないけれど(汗)
      あ、「椿ノ恋文」もすご~くよかったので、しじみさん
      読むの楽しみにしていてくださいね!!

      そうそう、「アンと幸福」の中にシマエナガのことが
      ちょこっとだけだけれど出てくるんです!
      そしたら、抑えていたシマエナガLOVEがあふれてきて…
      今、私の持っているシマエナガの写真集を開いてます。
      4冊持っているんで、
      明日、明後日くらいでレビュー投稿したいなって…
      しじみさんも表紙見て癒されてくれたら嬉しいですよぉ~♡
      2023/12/14
    • つくねさん
      あは、かなさん4冊も待ってるなんてシマエナガLOVEダダ洩れですね!
      私が、ちょっぴとでも山の名前がでてくるだけでトキメクのと同じですね
      ...
      あは、かなさん4冊も待ってるなんてシマエナガLOVEダダ洩れですね!
      私が、ちょっぴとでも山の名前がでてくるだけでトキメクのと同じですね

      てか、鳩子さんにあっちゃってたんですかぁぁああ!
      それは罪深いですよょょおぅ( ;∀;)
      2023/12/14
    • かなさん
      しじみさん、あはは(*^▽^*)
      そうですね、しじみさんの山好きと同義で
      私もシマエナガLOVEなんです♡
      あの、もふもふ感とつぶらな...
      しじみさん、あはは(*^▽^*)
      そうですね、しじみさんの山好きと同義で
      私もシマエナガLOVEなんです♡
      あの、もふもふ感とつぶらな瞳にやられ、
      実は4冊も写真集を入手していたんです(汗)
      キュン度MAXです♡

      「椿ノ恋文」のポッポちゃんもQPちゃんも
      「キラキラ共和国」から成長してましたよ!
      あんまり言うと、しじみさんの楽しみが半減するので
      いつか、読める日を楽しみにしてくださいね(*'▽')
      2023/12/14
  • このシリーズは和菓子の知識や色んな雑学も
    出てきて興味深いです!
    ストーリーとしては立花さんとアンの関係が
    もどかしかったです!笑

  • 大〜〜好きな「和菓子のアン」シリーズ第4弾♪
    3作目から3年!!待ちどおしかったよ〜。
    真っすぐで頑張り屋のアンちゃんと、優しくて頼もしいみつ屋の面々。
    みんなの事が大好きすぎる♡
    これは1冊ずつと言うよりシリーズ通して☆5です\♡︎/

    今作も和菓子の奥深さにほほぉ〜っとなり、そして大好きなアンちゃんに元気をもらった!
    思わず顔がほころぶ幸せ読書タイムでした♪

    椿店長が転勤して、新しい店長の元で働くみつ屋の面々。
    そんなみんなにもそれぞれに転機が訪れる。
    桜井さん、立花さん、そしてアンちゃんにも。
    またひとつ成長し、新しい扉を開いたアンちゃんが眩しかった〜!

    デパートの食品売り場でのちょっとした謎解き。
    そして和歌山出張の話。
    和歌山は近隣県なので知ってる場所が多く、光景が目に浮かぶ様でさらにテンション上がった〜⤴︎⤴︎
    どれも良かった◎

    時の流れとともに環境って変わっていくものなんだろうけど、なんだか慣れ親しんだ形が変わっていく事に一抹の寂しさを感じてしまう。
    それもステップアップなんだけど、当たり前が変わるってやっぱり寂しい〜〜

    これからどうなっていくんだろう。
    だけどこれからもアンちゃんやみつ屋の人達の事を応援するし見守っていきたい♡
    あ〜早く続き読みたい〜〜











    • mihiroさん
      アンシロさーん、こんばんは(*^^*)
      みかん大福、美味しそうですよね〜♪
      このシリーズ読むとめちゃくちゃ和菓子が食べたくなります〜笑♡
      主...
      アンシロさーん、こんばんは(*^^*)
      みかん大福、美味しそうですよね〜♪
      このシリーズ読むとめちゃくちゃ和菓子が食べたくなります〜笑♡
      主人公のアンちゃんの成長物語でもあり、和菓子の奥深さも知れるお話です♪
      ゆるっとほんわかしたい時にぴったりかも\♡︎/
      2023/12/26
    • アンシロさん
      こんばんは。早速『和菓子のアン』を買ってしまいました(*^^*)今読んでる本を読了したら読んでみますね!和菓子の世界がどんなものなのかとても...
      こんばんは。早速『和菓子のアン』を買ってしまいました(*^^*)今読んでる本を読了したら読んでみますね!和菓子の世界がどんなものなのかとても楽しみです☆彡
      2023/12/29
    • mihiroさん
      アンシロさ〜ん、こんにちはヽ(^o^)
      わぁぁ〜!そうなんですね〜!!
      ぜひぜひ読んでほんわかして下さい〜♡
      和菓子めっちゃ食べたくなります...
      アンシロさ〜ん、こんにちはヽ(^o^)
      わぁぁ〜!そうなんですね〜!!
      ぜひぜひ読んでほんわかして下さい〜♡
      和菓子めっちゃ食べたくなりますよ〜笑笑♪♪
      2023/12/30
  • 〈和菓子のアン〉シリーズ最新作。

    「江戸と長崎」
    椿店長に代わって就任した新店長・藤代は体が大きくてビッグスマイルで声も大きくて…と椿店長とは全く違うタイプ。
    戸惑う杏子に更に追い打ちをかけるようなことが。
    このシリーズは嫌な結末にはならないだろうと予想して読んでいたが、やはりホッとした。きちんと向き合って話せば理解し合えるのは気持ちいい。

    「秋ふかし」
    バナナはお菓子に入るのか?ではさつまいもやかぼちゃは?お菓子にもなりおかずにもなる。その境界線は?
    子供の純粋な疑問に答えられない杏子。私もです。
    もう一つのおばあちゃん客の話は九州人の私にはすぐに分かったが、逆に本州の方には当たり前のことなら私には分からないこともあるだろう。日本って狭いようで広い。

    「掌の上」
    何たらハラスメントがあふれかえる現代だが、こういう無意識の…や良かれと思って…のは本当に質が悪い。
    当事者から言うのは角が立つし、杏子たちのような第三者といっても店員と客という関係性で物申すのも難しいし。
    しかし今回の場合も杏子や立花らの対応と、理解しようとする客の性格があっての結末で良かった。

    「はしりとなごり」
    何たら男子も言われ出して久しいが、ここには俳句男子が。句会で仲良くなったお年寄りの方々へ渡すお菓子で悩む青年二人に杏子・立花・桜井らが一緒に考える。
    しかしこの辺りから乙女男子・立花の様子の異変が出てくる。
    そして杏子は大きな決断をすることに。

    「お菓子の神さま」
    『全国名家奉献祭』は実際に毎年行われているらしい。お菓子の元をたどれば橘=みかんだそうで、それを持ち帰った田道守命(たじまもりのみこと)を祀っている和歌山の橘本神社に出張することになった杏子。久しぶりに椿店長とも会うことになって、思いがけず立花とも会って、仕事なんだか旅行なんだかという感じだが楽しそうで良かった。
    今更だけどこの作品、主人公は梅本杏子(梅)、椿元店長(椿)、乙女男子・立花草太郎(橘)、桜井さん(桜)、藤代新店長(藤)と和菓子にちなんだ名前が付けられているだなと知った。

    「湯気と幸福」
    和歌山の白浜といえばもう一つ、アドベンチャーワールド。乙女男子の立花も杏子も、椿店長も大興奮。

    次回はまた大きく環境が変わりそう。個人的には気に入っている男前な桜井さんがお店を卒業するのはちょっと残念。だが何らかの形では絡んでくれるものと期待している。そして乙女男子・立花の新たなスタイルにも期待。

    シリーズ一覧 ※はレビュー投稿あり
    ①和菓子のアン
    ②アンと青春 ※
    ③アンと愛情 ※
    ④アンと幸福 本作※

  • 久しぶりの和菓子のアンシリーズ。
    3年ぶりかぁ。少し忘れてしまっている設定もあるけれども、みつ屋も新しい店長を迎え始動しました。
    日常に感じる違和感からの謎解きやアンちゃんの成長が感じられる一冊です。

    分からない事を知って、新しい扉を開くという発想はとても純粋で、乙女立花ではないけれどもとても眩しいです。

    日々の忙しさを言い訳にせず、興味のあることの扉を開けて行きたいですね。
    さっそく近所の老舗和菓子屋さんに行って梅のモチーフの生菓子と緑茶で一服しました。

  • 身近な人、初めて会う人からの言葉を受け止めて、成長したり、臆病になったりする。そういうこと、あるなぁ。
    前作読んでないかもしれない。だけど、しっかり楽しめた。

  • シリーズ第4作。このシリーズが大好きで、前作から約3年の歳月を経て新作を読むことができ、とても嬉しい。和菓子屋、和菓子などに纏わるちょっとした謎解き、デパ地下、地方都市のローカル感、美味しそうな料理、そして主人公の杏子とその家族をはじめ、どこかのんびりした登場人物たちにとても癒される。今作では、大学の市民講座なども出てきて、更に良かった。杏子が慕っていた椿店長が別の店に異動になり、新たに藤代店長が着任。暑苦しいと感じてしまうようなキャラクターなのだが、東京デパートのみつ屋の面々は、戸惑いながらも優しく受け入れ、最終的にすっかり馴染んでいた。こんな環境で毎日働けるのは楽しいだろうなぁ。そして、後半、杏子は一大決心をする。出張で訪れた和歌山も、とても魅力的に描かれていて、是非行ってみたいと思った。和歌山の神社でお菓子のお祭りが執り行われていることも全く知らなかった。和菓子はやはり日本の歴史、文化と密接に関わっており、奥が深いことを実感。最初から最後まで、ほんわかした気持ちで楽しめる1冊。

  • シリーズを重ねるごとに成長していくアンちゃん。デパ地下の和菓子店のバイトという立ち位置、美味しいものが大好き、そして自分の容姿を客観的に見ているところが、普通っぽくて、読んでて安心感がある。
    (小説とかドラマって、容姿端麗でドラマティックな主人公か多いけど。)
    身近にいそうな女の子が、悩みながら成長していく姿に励まされる人も多いのでは?
    それから、小説に登場してくる和菓子、想像だけでは物足りない、いつか食べてみたい。

  • 大・大・大好きな和菓子
    お昼ご飯の後に、毎日ぱくり。
    お酒飲めない私のそれが生きる喜び(*´艸`*)

    この本をプレゼントしてくれた友人に感謝カンシャ

    帯にあるように
    ≪甘いお菓子で一息いれて、さあ進みましょう≫
    うんうん

    アンちゃん、すっごい成長
    まばゆいです

    食べることを大切にできる人って、大丈夫なんですよねえ。

    今回も楽しませていただきました。
    そして、次作への期待が高まりますよね。このラスト
    それにしても、この表紙!
    ああ、みかん大福が食べたあああい

    ≪ だれにでも 急所があるの しあわせへ ≫

  •  和菓子って美味しい!
     でも、洋菓子よりも頻繁にたべない。練り切り、お饅頭、あんみつなどなど。

     今回もあんちゃん、大きく成長しましたね。社会に出るってことは、色々な状況に立つことでもあって、その一つ一つに向き合う姿がいい(^^)

     やっぱり、このシリーズには癒しと甘さがたっぷり! ああ、美味しいあんまんが食べたい。(お昼に肉まんを食べたからかな?)

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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