殺人現場は雲の上 (光文社文庫 ひ 6-3)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334715632

感想・レビュー・書評

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  • なんかこの軽さも嫌いじゃなかった笑

    主人公2人のコンビとか、
    少しコメディタッチなところとか、
    面白かった!

  • スチュワーデスエー子さんビー子さんの、仲良しデコボココンビが出会う事件の謎を解明していくという短編集。一編が少しの待ち時間に読めてしまうので楽しめた。

  • 美人で頭脳明晰なエー子と、ぽっちゃりでドジなビー子のCA(作品中では“スチュワーデス”での呼称)コンビが様々な事件に遭遇する、連作7話が収録されています。

    “花のスチュワーデス”という呼び方が時代を感じさせる本書。全体的にチープ感が漂うような気がしないでもないですが、サクサク読めるライトミステリという事で、読む側も軽い気持ちで楽しめます。
    事件の方も殺しが絡む話もあれば、犯罪性のない謎解きもあり、何より対照的すぎるキャラのエー子とビー子のコンビバランスが面白いですね。
    個人的には第三話「お見合いシートのシンデレラ」のオチが“斜め上”系ハッピーエンドで好きでした。
    因みに、他の方も書いておられますがタイトルは『殺人現場は雲の上』となっているものの、“雲の上”での殺人はなかったです(“雲の下”での殺人はありましたが・・)。

  • 東野圭吾にしては残念なミステリー小説。

    でこぼこコンビのCAが探偵役のユーモア推理小説で、短編集ということもあり、さらりと読むことができますが、何も残らない物語。

    当初、表題から密室殺人を解決する物語かとおもいきや、まったくそのようなことはなく、人間ドラマもなにもない、いわゆる謎解き物語にどたばたコンビが絡むだけの物語でした。(酷評?)

    本作では以下の短編が収録されています。
    ステイの夜は殺人の夜
    忘れ物にご注意ください
    お見合いシートのシンデレラ
    旅は道連れミステリアス
    とても大事な落し物
    マボロシの乗客
    狙われたエー子

    読み応えを期待する人には不向き。
    1時間程度で読めるので、それぐらいの時間つぶしには最適!
    小学生や中学生むけのライトな物語。いわゆる名探偵コナンみたいな感じ(笑)
    なのでそういった部類が好きな方にはお勧め。

  • エー子とビーの会話のノリがよい。トリックはどれも単純なものだったが、評価の割りに楽しめた。
    読み終わって思ったが、雲の上で殺人起こってない!

  • 軽いミステリーの短編集。殺人が起きる話もあるが、殺人が起きない話もある。タイトルからは、空を飛んでいる飛行機内で起きた殺人事件を題材にした長編ミステリーだと思っていたが、全く違う内容だった。単に2人のスチュワーデスのコンビが事件を解決して行く物語なので、そういった意味では期待外れだったが。短編集なので、時間があいたときに1話ずつ読み進められるのは良いが、あっさりしていて、ストーリーもありきたりなので、読んだ後には特に何も残らない感じかな。

  • 頭がよくて美人のエー子と、出来損ないでスタイルも良くないビー子の凸凹スチュワーデスコンビが、事件に遭遇して解決していく短編集。
    1話1話短くて、短時間でサクっと読める。
    でも中身は全然詰まってないかな。
    ミステリーって感じしない!

  •  軽くてさくさく読める、CAコンビが探偵役の短編集。タイトルの上に傑作ユーモア推理小説と書いてあり、このカテゴリ名の通りだった。何も考えずに読めるので、忙しい時や疲れている時に最適。
     ビー子のキャラ設定が絶妙で良い味出してる。ただ、赤ちゃんの話は色々とあり得ないし気分が悪い。ルームシェアしてる自宅マンションに一時的に赤ちゃんを連れ帰った時は、エー子もお世話手伝えよ、と思ったり。スチュワーデスという言葉に時代を感じた。

  • スチュワーデス(今はCA)のエー子、ビー子が事件を解決していくのだが、タイトルとは違い飛行機の中で殺人事件は起きていない(笑)サクサク読める短編集。

  • A子B子のキャラがとにかく良く、好きになっちゃう。刑事を差し置いて謎解きすぎ笑
    さらさら読める短編。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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