- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334724221
作品紹介・あらすじ
絵は特別の人にしか理解できないのだろうか?知的に認識することが必要なのだろうか?芸術とは本来、神が人間の身体を通じて具現化されたものであり、万人の塊を開花させるもの。誰でも心を開けば、作品から無限の歓びを得ることができる-。ピカソ、ゴッホらの名画を通じて、絵画を"感応"するための取引を贈る横尾流アート・エッセイ。
感想・レビュー・書評
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横尾さんってこんな人だったんだとよくわかりました。直感の大切さ。霊感が舞い降りて生み出されるのが芸術だ。というのもよくわかる。
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①天才と言われる芸術家とは天界に存在する美を神の波動を受けて地上に再現させる装置の役割をしている。
②芸術は天と地をつなぎ、人間の魂の存在をもっともっと身近に感じさせるためにこの世に降臨させたメディアなのである。
③何が描かれているのか、何を意味しているのかなどを考える必要はなく、その場で作品の前に立って心を開くだけで良い。
横尾忠則の率直な絵画に対する感想が述べられた本。本当に楽しんで絵画を見ているのが伝わり、早く絵を見たい、本物を見たいと感傷にかられます。ただ超理性的なところが多く、楽しめるかどうかはその人次第。 -
タイトル「感応術」というのが
いかにも 横尾さんらしい
文章のところどころに( )が出てきて、
ー(実際にはあるのかもしれないが、ぼくはそこまで調べてはいない)
なんて肉声が添えられているのがとてもチャーミングです
実際に「絵」を見た後に
横尾さんの「文章」を読んでも楽しく
横尾さんの「文章」を読んだ後に
「絵」を観てもまた楽しい
それらのことが
全て すてきな 贅沢ですね -
これ装丁もカッコいいのにイメージがない。残念っ。カバーデザイン:横尾忠則 x 絵:ルネ・マグリットの「透視」。絵は特別な人にしか理解できないものではなく、誰でも心を開けば作品から無限の歓びを得ることができる、ということを、ピカソやゴッホなどの名画を通して横尾さんならではの"感応" を綴っているアート・エッセイ。
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横尾忠則著
名画からの感応術 -
(S)