氷舞: 新宿鮫6 (光文社文庫 お 21-11)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733254

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズ、初めから順に読んでるけど、これが今の所の一位!

    晶がええんよね。
    うん、晶がええんよ。
    「ロケットおっぱい」て言葉が久しぶりに出てこなかった気がする。
    毎回出てきてたのに。

    せやねん、晶がええねん。

  • これまでのシリーズの中でも1、2を争うくらいの面白さ。

    これまでのシリーズでも断片的にあった
    鮫島の古巣公安との対立が焦点になっているので、
    組織内での闘争が深く描かれていて
    刑事鮫島のありかたが深堀されています。

    これまでは単なるヤな奴だった鮫島の同期・香田が
    鮫島と反目しながらも認め合っていく過程が
    今後の展開を期待させます。

    価値観が全く違う2人ですが、関係性が
    何か単なる邪魔者からいいライバルに発展しました。

    ただ、鮫島と晶の恋愛の行方は
    正直うっとおしくなったというか
    ウダウダ感が漂っていて
    もうどうでもいいよという気になってました。

  • 【読間】
    「灰夜」を先に読み、順を前後しての本作。現在およそ半分。

    恋人との距離を広げる原因となった女性が登場。ミステリアスな印象を受けるこの女性、鮫島の心を揺さぶる“だけ”以外の役割を秘めた匂いがする。

    同期の香田。嫌な奴ながらもちらほらと人間臭さも。シリーズを貫く“例の件”に関して、鮫島の協力者となってゆくのでは?と感じている。

    ま、本作の読了時には判明するかな。
    2012.08.23.書。

    【読了】
    午後に結構まとまって時間が空いたので、後半は一気読み。
    長かった(苦笑)。

    前述の“予感”は、ほぼその通りだった(笑)。
    ………てか、前者の方に関しては、「灰夜」に顛末が描かれていたのを度忘れしてた(苦笑)。
    ………後者。香田は、何気にいい味出してたかな。いろいろと“先”に期待できる。

    “例の件”についての進展も含めて、次作が楽しみ。

    星4つ。8ポイント半。
    2012.08.23.了。

  • 難しい!!でも面白い!
    3回読んでやっと関係が分かるかな?
    恐るべし、公安…

  • シリーズの中ではあまり好きではなかった。
    香田はいいけど、ホシがね。

    前作の「炎蛹」がすごく分かりやすいストーリーだけに
    どうも入り込みづらかった。
    鮫島が弱弱しく感じるのもチョット…。

  • 新宿鮫シリーズはいつも面白い。新宿とは国際犯罪都市ですね。

  • この話はどうも苦手。
    人間関係による公安の暗躍話なんてどうでもええねん。もっと犯罪者よりの裏話が欲しい。
    そして弱気な鮫島をあんまり好きになれないし。

    ただ気になったのは、宮本の手紙や今回京山を脅すために鮫島が書いた手紙をを預かっているのは誰なんだろうってこと。警察関係じゃないよな。

    この話は香田がだんだん可愛く思えてくる。

  • このシリーズでは、毒猿以来の傑作だと思う。
    前作に比べると、だんぜんよかった。
    内容のありえなさ(本当にこんな事件があったならば怖い)は相変わらずだが。

  • 元CIAのアメリカ人が殺害され、公安が乗り出してきたが・・・
    今回は、仕事と恋愛両面で悩みまくり、葛藤する鮫島にグッと来た。
    晶ちゃんとは、ずっと続いて欲しいなぁ。

  • 新宿鮫シリーズはいつ読んでも他の多くの本とは別格だと感じる。本作も圧倒的な内容でどっぷりと作品世界にのめり込んだ。こういう本があるから読書は止められない。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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