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- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334735135
作品紹介・あらすじ
第二の事件の犠牲者は、枷市和友。尾瀬路迂の死後6年を経て企画された全集の担当編集者であった。咲梨雅の恋人であり、同僚でもあった。彼は、尾瀬の遺稿整理を進めるうち、葦阿胡右が編集する雑誌に寄稿して未掲載のまま盗難にあった原稿の存在を知る。そして、枷市が自宅で殺害された事件当日、葦阿はなぜかアメリカにいた-!?ミステリー文学の高峰。
感想・レビュー・書評
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上巻を読んだときも書きましたが、読書の醍醐味を感じられ充実感があります。
重厚な緻密な、また思いがけない手法で書かれていて、推理モノにありがちな後だしジャンケンみたいな、「実はあのとき・・・」的なずるい印象は無く、清清しささえ感じられました。
大西巨人さんの本は2冊目ですが、以前読んだのも、架空の地名が出てきて、今回は「鏡山県」「南京県」など出てきました。それが、実際はどこの県を想定してるのか、思い巡らすのも楽しみの一つ。
その架空の住所を番地まで書いてあるので、そういう地名があるのかと一瞬騙されそうになるのも楽しいんです。
ただ、ちょっとやっぱり重厚なので、大西作品を続けて読むのはパワーが必要です(笑。
あ、あくまで私にとってですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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