- Amazon.co.jp ・本 (498ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334738617
感想・レビュー・書評
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結構楽しめた。本当にそうだったら面白いな〜と夢を見させてくれた。オチの付け方が上手い。
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源義経と成吉思汗を同一人物とみなし、それを証明していく歴史ミステリ。結論ありきの推理が続くが、思考の過程、理屈付けようとする努力は面白い。そうだったら夢があるな、という話。
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源義経と成吉思汗が一人二役だったのでは、と推理して行く異色推理。
義経もジンギスカンも詳しくないけど、分かり易く要所要所が説明されているので歴史としても面白かった。 -
読む気がしない。例えで出てくる話が全然ついていけず、鎌倉の唱歌のところで断念。源義経と静御前について知識つけます
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40年振りの再読
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2021/07/23読了
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虫垂炎による手術のため入院した名探偵神津恭介は、無聊を慰めるため、成吉思汗の謎に挑む。果たして源義経が成吉思汗になったという伝説に信憑性はあるのか。ベッドに在るまま800年の昔に思いを馳せ、一人二役のトリックが成立し得るかどうかを推理する。
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結局どうとでも言えるのでこの手の話は難しい。ただ、偏狭な歴史学者のような文献至上主義では真の歴史は解き明かせないだろう。ゆえに、歴史の謎に多くの作家が取り組み傑作をものにしているし、その種にも困らないのだろう。
本作に限って言えば、こじつけに近いところもある。普通に考えて、義経とジンギスカンでは
スケールが違いすぎて同一人物とするには無理がある。根本的な?に答えきれていないので、高木氏の主張には素直に頷けない面もある。ただ、作品の楽しみは歴史の真実を説き明かすよりも別のところにある気もする。その意味では楽しめた。