いまこそ読みたい哲学の名著 自分を変える思索のたのしみ (光文社文庫 は 24-1)
- 光文社 (2007年4月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334742409
感想・レビュー・書評
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人間、思索、社会、信仰、美の5つのテーマから、それぞれ著者が選んだ15作品を紹介している。
名前は知っているが詳しくは知らない作品をざっと触れることが出来る。
哲学の本は、どれも難しく読みにくいが、全体的に分かりやすく読みやすかった。
個人的に、アラン「幸福論」、ドエトフスキー「死の家の記録」、ウィトゲンシュタイン「色彩について」が気になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
郷土の偉大な哲学者です。
(島根県出雲市平田町出身)本著者の『日本精神史』は大作なのですがとてもわかりやすく書かれているので楽しく読み通すことができました。
本書はとっつきにくい哲学書を平易に解説してくれています。ここに挙げられた15冊を少しずつ読んでいくつもりです。手始めはドストエフスキー『死の家の記録』から。 -
本書で紹介解説された哲学の名著12書のなかで、
少なからず食指を動かされたものを挙げるなら、
マックス・ヴェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
ドストエフスキーの「死の家の記録」
フォイエルバッハの「キリスト教の本質」
ウィトゲンシュタインの「色彩について」
といったところか。
とはいうものの、著者の絵解きが、私自身の問題意識にもっとも共鳴するのは、やはり<世界の誕生>という表題で、最後に採りあげられたメルロ・ポンティの「眼と精神」だ。 -
人は誰でも幸福になることができる、が幸福になることは易しくない。アラン。幸福になるのが難しいのは人間が己の情念に引き回されやすい存在だからだ。
人間のために神は存在するのではなく、神のために人間は存在するのであり、あらゆる事物は神の権威を神自身が顕示するための手段としての意味を持つにすぎなかったのである。
個性の自由は発展が人間の幸福にとって決定的に重要な要素の一つだと感じられる。 -
教養。
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浅いけれど、知らないよりはいいと思う。