江戸川乱歩の推理教室 (光文社文庫 み 19-31)

著者 :
制作 : ミステリー文学資料館 
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744786

感想・レビュー・書評

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  • 江戸川乱歩が関わった犯人当て小説企画からセレクトした短編が多数収録されている作品。仁木悦子,鮎川哲也,佐野洋,土屋隆夫など短編の作者はかなり豪華なのだが,いかんせん文体も,内容も古臭い。純粋に犯人当て小説として楽しむというよりは,昔の犯人当て小説とはどういうものかを知るという教養として読む方がよさそう。掲載作品のほとんどは,今となっては犯人当て小説として楽しめるクオリティではない。しかし,仁木悦子の月夜の時計,鮎川哲也の不完全犯罪,佐野洋の土曜日に死んだ女などは,気の利いたトリックで,今読んでもそれなりに楽しめる良作のように思う。トータルで見ると,評価としては★2かな。

  • 推理ことごとく外れたぜ。

  • 江戸川乱歩が関わった犯人当て小説企画から、セレクトされた短編を集めた第一弾。

    少し当時と現代との時代の違いで戸惑うところもあり、楽しみとしては半減。

    ただし、名の知れたミステリ作家が目白押しで参加されているので、ミステリ好きには堪らない一冊になっております。

  • (収録作品)影なき射手(楠田匡介)/月夜の時計(仁木悦子)/飯場の殺人(飛鳥高)/不完全犯罪(鮎川哲也)/四人の同級生(永瀬三吾)/語らぬ沼(千代有三)/土曜日に死んだ女(佐野洋)/消えた井原老人(宮原龍雄)/毒コーヒーの謎(岡田鯱彦)/眠れない夜(多岐川恭)

  • 219

  • ページ数が少ないのもあり、展開すればなかなか面白そうなものもあるけど、短くまとまっていて物足りなく感じるものも多い。
    推理クイズとしか感じられないものもあったり。
    でも中には、この長さの作品に使うのがもったいない趣向もあったり、この短さとは思えない鋭さがあったりで、楽しめた。
    仁木悦子とか、飛鳥高とかが面白かった、鷲尾三郎はまた別の意味で面白い。

  • 『影なき射手』楠田匡介

    『月夜の時計』仁木悦子

    『飯場の殺人』飛鳥高

    『不完全犯罪』鮎川哲也

    『四人の同級生』永瀬三吾

    『語らぬ沼』千代有三

    『土曜日に死んだ女』佐野洋

    『消えた井原老人』宮原龍雄

    『毒コーヒーの謎』岡田

    『眠れない夜』多岐川恭

    『ガラスの眼』鷲尾三郎

    『にわか雨』飛鳥高

    『貨車引込線』樹下太郎

    『サーカス殺人事件』大河内常平

    『死の超特急』鷲尾三郎

    『孔雀夫人の誕生日』山村正夫

    『無口な車掌』飛鳥高

    『自殺狂夫人』永瀬三吾

    『見えない手』土屋隆夫

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