散る。アウト (光文社文庫 も 11-3)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 81
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334745721

作品紹介・あらすじ

ふとした気の迷いから先物取引に手を出し、家族も仕事も無くして木崎耕平。居場所もなくした耕平の目の前に現れた男・尾形は、彼に偽装結婚を持ちかける。話に乗った耕平は、モンゴルへ。偽装結婚の相手・ダワのひたむきな姿に次第に自分の中の何かを取り戻していく耕平だったが、マフィアの抗争に巻き込まれ、ダワたちと共に極限の逃避行に身を置くことになる。

感想・レビュー・書評

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  • 初体験作家。リーダビリティは高くて、場面展開がダイナミックなこともあり、ぐいぐい引きつけられる。エンディングは文学チックで、色んな謎やらが、特に解決を見ないまま終焉を迎える。最終的には、なかなかに楽しめる作品でした。

  • 意味がよく分からないタイトルなので期待せず読んだら、予想外の力作でした。ホームレスになってからの変化が急すぎて、かつドラマチックすぎる嫌いがありますが、フィクションとしては充分。
    ダワはとても魅力的な女性だっただけに、欲を言えばもう少し別の展開にして欲しかった。

  • 生きる力

  • 中国、モンゴル、ロシア、フィリピンといろんな国が出て来て、その国の事情も事細かに書かれてて、勉強になったし、実際に訪れてるみたいなきもちになるぐらい、筆者の描写がすごいです(^O^)

  • スピード感ありすぎてぶっ飛んでる

  • 最後の章がいまひとつぐっとこなかったです。

  • 2009.4 解説:枡野浩一氏

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著者プロフィール

一九五四年、東京生まれ。九〇年『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞候補、九二年『サウダージ』で三島由紀夫賞候補。『ぴあ』の編集者を経て、九六年より作家専業。二〇〇四年に刊行された『夜の果てまで』は三十万部超のべストセラーとなる。著書に『残りの人生で、今日がいちばん若い日』(祥伝社文庫刊)、『いつの日も泉は湧いている』『蜜と唾』など多数。

「2020年 『焼け跡のハイヒール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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