あの頃の誰か (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748975

感想・レビュー・書評

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  • あの東野圭吾さんがお蔵入りにしたいと思った作品の数々だと思うと
    ますます気になって読みたくなる一冊

    どれも面白かったんだけど…

    特に「さよなら『おとうさん』」は
    先に「秘密」を読了してたけど
    結構こっちの方が好きかも
    て言うか最後のページは3回くらい読んでしまったよね
    もうほっこりと言うか胸がいっぱいになって

    改めて
    東野圭吾さん大好きだ、となる逸品でございます

  • 前作の短編集よりも好みな作品が多かった!
    中でも「再生魔術の女」「さよなら『お父さん』」が
    一癖あり、おもしろかった。
    「女も虎も」もショートショートならではの小気味良さ。
    最後の解説部分まで楽しく読め、満足感があった。

  •  タイミングが悪く書籍化出来なかったり、作者が気に入らなくて見送られるといった作品が集められた短編集。「以前エッセイで触れた作品だ‼️」という発見があった「眠りたい死にたくない」、バブルの時代を彷彿とさせる「シャレードがいっぱい」、「秘密」のプロトタイプである「さよなら『お父さん』」、名探偵の掟シリーズの番外編的立位置の「名探偵退場」というように、バラエティに富んでいた。

  •  事情があって書籍化されていなかった短編を集めたもの。『秘密』の原型となるものや、東野氏自身が気に入らなかったものなど確かにどれもワケありだが、そういった作品でも出版されるのはさすが。『再生魔術の女』が人気なのは納得できる。私は『シャレードがいっぱい』のような、もはや時代小説的バブル期の小説が好き。当時の人々は本当にこんな言動を取っていたのかと思うと、あまりに価値観が違いすぎて面白い。

  • 隙間時間に読むのにちょうどいい短編集。
    【再生魔術の女】と【さよなら『お父さん』】が面白かった。

  • 1番心に残ったのは「さよなら『お父さん』」
    「秘密」の原型だそうで、「秘密」がもともと好きだったので、ひさびさにダイジェストで読めた気持ちでうれしかった。

    あとがきを読んでそれぞれのお話のわけありである理由を説明してあるのも面白かった。

  • バブルを感じてみたくて読んだけどそうでもなかった。

  • 短編集は新鮮だったから、すっと読めた。

    物足りなさは感じた。

  • 短編集

  • バブルの香りがする短編集。どれも読みやすかったです。「再生魔術の女」が好みかな。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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