プラ・バロック (光文社文庫 ゆ 5-1)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1420
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749224

感想・レビュー・書評

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  • これは久々に面白かった。
    一気読み。

  • 凄まじい漆黒の世界だった。
    黒と無機質な金属でできた世界。そんなイメージ。
    巻末で有栖川先生が書かれていたけれど、4年前に描かれたこの世界は今でも色褪せず、むしろ現実に起こってしまうのではないか、と、明日テレビを点けたら報道されているのではないか、と錯覚させる。
    ミステリアスな女性刑事・クロハ。
    彼女の孤独、絶えない傷がまた独特な世界を作っている。
    彼女はどこまで漆黒の闇へ傷つきながら落ちていってしまうのか、とどんどん読み進めてしまった。
    最後の最後に小さな光が射し込んで。
    小さな小さな光は、とてつもなく強大な生を感じさせた。
    涙が溢れてしまった。
    すぐにでも次回作を読みたいと思った。

  • 2012.7

  • 女性刑事が現実世界と仮想世界の繋がりを基に事件解決に挑む。
    新しい女性刑事キャラが新鮮。

  • 好きだな〜、この手の小説。
    絡み合うストーリー、ドライタッチな書き方などが良い。
    ちょっとジャンルは違うが " 伊藤計劃 " の感じがした。
    ( 最初の方は、、、、)
    次も読みたい。

  • 本屋のPOPに騙された感が凄い…
    読みづらく、しかもつまらなかった…期待し過ぎた?

  • 大量殺人ですよね。
    クロハのゲーム的なやつ訳わからない
    銃撃戦ヤババイo(`ω´ )o

  • ネット(電脳)をベースにしたミステリ。帯に惹かれて買うも、思ったほど中身が薄かった

  • ん。

  • 冷凍コンテナから発見される凍死体という設定からびっくりした。
    ただ、要素の一つとして淡々と描かれているところがすごい。

    集団自殺やいろいろな悪意が交錯して引き起こされた事件。
    決して納得できるものではないにしても、引き込まれる。

    名前は基本的にカタカナで表現されるのに慣れないけど。
    そういうものだと割り切るしかないのかなとも思った。

    クロハという女刑事が意外にも人間的で驚いた。
    スーパーウーマンみたいなヒロインを想像していたので。

    シリーズものの一作としては容赦なく登場人物が死んでいく。
    通常なら二作目にも出てきそうな人たちが死んでいく。

    ネットの世界のつながりなどが理解できない人には辛いかな。
    近未来的だが、決してそう遠い未来でもないような気がする。

    あまり組織としての警察はここには登場しないので。
    警察小説として期待して読んだ人には辛いかもしれないなと思う。

    賛否両論はあるだろうが、ここまで読者の反応が悪いとは思わなかった。
    分かりやすい話や共感できる話ばかりを称賛するのはどうかと思う。

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