君が悪い (光文社文庫 し 31-5)

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  • 光文社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334749804

感想・レビュー・書評

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  • せっかく借りたのだから、最後まで読みきろうという強い意志がなければ、おそらく途中で読むのを止めていたであろう小説。
    つまらないわけではないんだけど、とにかく気分が悪い。主人公が最悪で、とても共感できず、ましてや同情もできない。
    ただただ不思議だったのは、典子がなぜこんな人間と結婚したのかということ。それがこの話における最大の謎だけど、その理由は最後まで分からない。最初からそのことは関係なかったのかもしれないが、それがないから単なる胸糞悪い自分勝手な殺人鬼の話で終わってしまった。

  • 新堂冬樹の作品を 初めて読んだが・・・
    君が悪い というより 『気味が悪い』

    最初に殺される 鉄 も 駄洒落が好きだったが
    たぶん 明らかに 駄洒落として 題名がつけられたのだろう。

    竹林の 他人のせいにすることで
    人を 次々に殺していくさまは すざまじいばかり。
    最初の殺人は 故意ではなく起こしてしまった。
    そこで とどまればいいが・・・
    遺体を解体してしまうまでの狂気が なんとも言えず
    おそろしい。明らかに 狂っている。
    狂気を爆発させながら 教師をつづけ、新たな恋をする。
    はぁ。どうしようもない。

    新堂冬樹はこのような物語をつむぐことで
    自分自身の精神的な安定はどこにあるのだろうか。
    ホラー小説を書く人は しんどい生活をしているのだろうな
    と 想像以上の 生活苦 ですね。
    ここまで苦しんで書いて いったい どんなことが
    報いられるのだろう。

    こんな本を書くのも 『君が悪い。世の中が悪い。』
    と 新堂冬樹はいいたいのだろうか。

  • 読み返す気力はないと思う。

著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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