- Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334752774
感想・レビュー・書評
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【配置場所】特集コーナー【請求記号】953.6||V
【資料ID】91131532 -
以前、岩波版を読んだのですがそれよりもかなり軽い感じになっていました。新訳だからこれが今風なのでしょうか。
ちょっと変わった科学者の叔父と振り回される主人公、寡黙なガイドと地底を探検。と言う内容に当然ながら変わりはありませんが重厚さが無く、読みやすいと言えば読みやすく、物足りないと言えば物足りない、と言う読後感でした。 -
ヴェルヌ恐るべし。
読みやすく、またヴェルヌらしく見せ場もきちんと用意されている。とにかく科学的知見の造詣が深い。
解説には科学、哲学、宗教学にも影響を与えると書いてあり、なんだかヴェルヌが途轍もない人間として書かれてる。しかし本編でプレートテクトニクス論を思わせる箇所があり、もしかしたら彼は大陸移動説を当時考えていたのかもと、ヴェルヌをより途轍もない人間なのではと考えてしまった。 -
本文自体はすばらしく、さすがの不朽の名作という感を覚える。
ただ、科学的注釈および、間違いなどを指摘するのが専門的かつ多く、しかも物語の本筋とは関係のないところばかりで興ざめだ。
よって、この点数である。 -
久々の再読。やっぱり面白かった&読みやすかった。
地底に広がるセンス・オブ・ワンダー。このイマジネーションに驚きつつも、すべてにそれなりの科学的説明をつけているジュール・ヴェルヌの知的能力の高さに感心します。
変人のリーデンブロック教授に振り回される常識人のアクセル少年という安定した話型をベースにしつつ、時おり浮かれて暴走してしまうアクセル少年の行動もきいてます。 -
p.482
「あたりまえじゃ! 人間は心臓が鼓動を打つかぎり、肉体を動かすことができるかぎり、希望を失ってはならん。絶望に身をゆだねてはならん。わしはそう思うぞ」