ミドルマーチ 3 (光文社古典新訳文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334754297

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  • 2巻からひき続き。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4334754139

    『死の手』
    ❐医療関連図
    リドゲイドは彼は医療を改革しようとしているんだが、もとからいる医師や、その患者たちから反発されることになる。
    ・検視官チチェリー氏。病院の検視官。
    ・スプレイグ医師。内科医。論文などで、ミドルマーチでは権威ある人物として認められている。
    ・ミンチン医師。内科医。書物などにより病気に詳しいということで、病気を見る目があるという高評価。
    ・トラー氏。外科医。ミドルマーチでもっとも身分の高い開業医。のんきな金持ちなんだが血を抜いたり発泡剤を使ったりするなかなか大胆な治療を行う。バルストロードとは敵対している。
    ・レンチ氏。外科医。ヴィンシー家の主治医だったがリドゲイドに変られたのでその恨みもある。
    ・ギャンビット氏。小さく開業している。産科の腕は良い。

    ❐ウィル・ラディスロー
    カボーソン牧師の遠縁だが、自立と、ドロシアへの崇拝の思いからミドルマーチに来た。
    ブルック氏が買い取った新聞社の編集の仕事を任され、ブルック氏の国会議員候補の選挙管理というかアドバイザーみたいなことをする。そのような仕事はかなり得意なようで、ブルック氏からは頼られるが、他の人たちからは余所者が厄介なことしてる扱いされる。
    同じく最近他所から来た若者であるリドゲイトとは気が合う。

    ❐ブルック氏の選挙
    政治部分はよくわからず…_| ̄|○
    ミドルマーチには2つの政治新聞があり、ブルック氏がかったのは『パイオニア』。対立するのは『トランペット』
    ブルック氏は、政治改革、選挙制度改革を訴えている。
    すると『パイオニア』は改革派、『トランペット』は保守派。両方は読者(支持者)を取り合い状態。ラディスローは政治情勢を把握したり記事を書いたりすることがかなり得意で、ブルック氏の選挙原稿やスピーチ方法指導も行っている。彼は1巻ではカボーソン牧師からの援助で絵を描きながら将来を迷っている青年だったのに、こんな才能があったのか。
    しかしブルック氏の周りの人物は、彼の活動には反対しているので、ラディスローもあまり良く思われていない。

    ❐カボーソン牧師とドロシア夫妻
    ドロシアは精神的向上心のために立派な人物であるカボーソン牧師と結婚したのだが、お互いにすれ違うばかり。
    カボーソン牧師が自分には心を許さない様子にドロシアの心は固まってゆく。
    心臓発作で倒れたカボーソン牧師はドロシアに「私の死後私の望んだ通りにしてくれるか返事がほしい」と言う。ドロシアは、仕事のことだと思ったのだが中身のわからない要望への返事をためらう。
    その返事をしないまま、カボーソン牧師は死んだ。

    ❐カボーソン牧師の遺言
    カボーソン牧師は遺言に「ドロシアがウィル・ラディスローと再婚した場合は、遺産相続の権利を失う」と追加した。
    この文言によりドロシアは1年半の結婚生活を全く別のものと振り返る。カボーソンのあの態度、あの言葉は、自分とラディスローをそのように思っていたからなのか。ドロシアにとってラディスローは、言葉にしなくてもお互いに分かりあえて心から信頼できる相手だが、恋愛としては考えていなかった。だがカボーソン遺言により、却ってその可能性を意識することになる。

    ❐たかり屋ラッフルズ
    フェザストーン老人の隠し子で遺産相続したリッグは、フェザストーン氏唐人の土地に興味はなくバルストロード氏に売却する。
    リッグの母の再婚相手はラッフルズという飲んだくれのたかり屋。
    そしてラッフルズはバルストロード氏の隠したい過去を知る人物だった。
    今度はバルストロード氏にたかりにくる。
    そしてどうやらバルストロード氏と、ラディスローも縁戚関係にあるようだった。

    『未亡人と妻』
    ❐新しい仕事
    ・カボーソン牧師の後任にはフェアブラザー牧師が就いた。リドゲイトがドロシアに推薦したため。
    ・ケイレブ・ガース氏は、ブルック氏の土地、バルストロード氏の土地の管理を任せられる。
    ・将来を考えなければいけないフレッド・ヴィンシーは、ガース氏の弟子入りを申し出る。
    それでも甘いフレッドお坊ちゃんは、最初は自分の身分に相応しい楽してお金が入る仕事を考えていたんだが、ガース氏から事務員の仕事を割り振られて、え?そんなに大変なことをやるの!?と最初はびっくり。まるで役に立たない素振りを見せるんだが、でもメアリと結婚するためには頑張るぞというやる気も見せる。
    <若い者はいつだって、前に進むために年取ったものに助けを求めていいんだ。私が若かった頃にはあまり助けてもらえなかったから、一人でやっていかなければならなかった。しかし、よかれと思って助けてくれる人がいたなら、ありがたかったと思うよ。P296>

    ❐メアリ・ガースとフレッド・ヴィンシー
    フレッドはずーーっとメアリが好きで結婚を望んでいる。
    メアリは「自立しない人は嫌い」という態度。「生活のために働くのは恥。土地の上がりで贅沢するのが嗜み」という時代にこの感覚は、現代読者としては好感だ。
    そして「いまのままでは結婚できないけれど、彼が傷つくことはできない」と、他の相手との結婚は考えていないという。
    実はフェアブラザー牧師もメアリへの想いがあるのだが、二人の気持ちに身を引くことにする。
    読者としては「フレッド坊っちゃんはやめとけー、家族も面倒臭そうだぞー」と思うんだが、フレッドくんの今後の成長を小姑根性で見守ろう。

    ❐鉄道
    ミドルマーチに鉄道を通す計画がでる。
    土地管理のガース氏は鉄道賛成で、鉄道会社と交渉を進めている。
    だが地方都市であるミドルマーチの人々、馬車関連業者、労働者には反対者も多いし、土地所有者たちは土地を高く売ろうと画策する。
    ”鉄道が通る”って時代の代わりですよねえ。
    →歴史の事実として、鉄道が通ることにより、線路上の時計が同じになり、世界中で「同じ時間を生きている」ことが顕になったのだそうです。

    ❐書き物の書体
    この時代は食べるために働くのは恥ずかしいことであり、身分の高いものは土地管理を人にやらせてアガリで暮らす。身分により文字の書体も違うらしい。紳士たるものは、”母音の字は皆似ていて子音の字は上向きか下向きかの区別しかできず一筆ごとに染みが固まったようになり文字が行に収まらない”という、何が書いてあるか最初からわかっている相手への書き物なのだそうだ。そんな彼らが、事務員の書くような文字を書くのは恥ずかしいらしい。ふーん。

    ❐バルストロード氏の恥ずべき過去
    2巻で出てきた強請屋ジョン・ラッフルズはバルストロード氏の隠された過去を知っていた。
    バルストロード氏は若い頃、神への道に興味があり説教がうまく人付き合いも広く商売もうまかった。そのためユダヤ人の質屋ダンカーク家の信頼を得て仕事を任されて財産を築いていった。だがダンカーク氏が扱っていたのは盗品だった。それを嫌って一家の娘のセアラは家出した。
    ダンカーク氏が亡くなり、良き番頭だったバルストロード氏はダンカーク未亡人と再婚した。
    ダンカーク未亡人が死ぬときに、「娘のセアラには子供がいるという噂を聞いた。行方を探して財産を分けたい」と望む。
    バルストロード氏はラッフルズによりセアラと夫は死んだが、息子が生きていることを知る。だが財産を自分のものにするために、ラッフルズに口止め料を払って立ち去らせた。
    20年ぶりにバルストロード氏の居場所を突き止めたラッフルズはバルストロード氏に再度金を要求し、さらにセアラの夫の名字はラディスローであり、つまりはダンカーク氏の遺産を受け継ぐ権利があった孫息子というのはウィル・ラディスローだということを告げる。
    ラッフルズは強請屋なんだが、金だけでなく、人をからかい操り怖がらせることを楽しみにしている人物として書かれている。

    ❐良心について
    欧米の本を読んだり映画を見たりしていると、”良心”をとても大切にしますね。神様は見ている。現実の罪にならなくても悪い考えが悪いというのはキリスト教の根本精神なのかな。
    この場合だとバルストロード氏は、法律的にはウィル・ラディスローに対して資産を差し出す必要はない。だが不当に手に入れたということは恥ずべき行為であり、人に知られたら社会から追い出されるくらいのこと。バルストロード氏は欲望を満足させた上で進行にうまく合致するように説明付けようとする性質なので、彼なりの良かれと思う埋め合わせをして、神の御心を見てきた。
    バルストロード氏はウィル・ラディスローを呼び、「実はどうやら君は私の先妻の孫だとわかったから援助したい」と申し出る。バルストロード氏にとっては良心に基づきその償いをしなければならなかった。
    だがラディスローはその申し出を拒絶する。バルストロード氏が言わなかったが自分たち一家の居場所がわかったけれどダンカーク夫人にはわざと黙っていたことを察し、さらに自分の母が「自分の実家が盗品売買に関わっている」ことを恥じて縁を切ったというその行為を尊重した。
    申し出も良心なら断ったことも良心になるんですね。
    ただしこの”良心”はあくまでも自分自身の問題であり、許してくれるのは神様。
    だからフレッドがガース家の借金して非常に迷惑かけたケースでは「自分はお金を増やそうとしたのに運が悪かった。ガースさんを裏切ることにこんなに苦しんだんだから許されて当然」で、ガース一家への罪悪感はなかった。
    欧米の物語だと人から人というより人と神がそれぞれたくさんあるように感じる。


    ❐会派について
    よくわからなかったのでメモだけ。
    バルストロード氏が結婚したダンカーク一家は非国教徒。それは現在の妻のバルストロード夫人にとっては「世間体が良くない」ことらしい。
    その後バルストロード氏は国教徒になったらしい。

    ❐ドロシアとラディスロー
    ラディスローはドロシアを崇拝していて、その愛情は分かる人にはバレバレな状態。
    ドロシアは恋愛対象としては全く考えていなかったけれど、夫の遺言によりむしろ自分の気持ちに気付いてしまった。ドロシアがラディスローに対する想いの比喩として「例えば魔法の時代に、旅する女王が野生の動物の群れに出会った。その群れの中の一匹が人間のような目で何度も近づいてきたとしたら、旅が終わったあとでも女王の心に残るだろう」という表現がなんだか素敵ですね。恋愛よりもっと深淵なものという感じで。
    二人は口に出してはいけないことをたくさん抱えたままで別れの挨拶をする。
    ドロシアは、ラディスローが自分を愛していること、それがわかればこの先確固たる自分を持って生きていけると確信して、だが現実ではお別れするしかなかった。
    読者としては、ラディスローくん完全退場だったらつまらないぞーというところで3巻終わり。

    いよいよ最終4巻へ。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4334754414

  • 物語は更に佳境になってきた。カソーボンとドロシアの1年半の結婚生活の結末は?彼が最後にかました内容は?複数の真実を知ったラディスロー、彼は全ての思いを捨ててミドルマーチを去るがその矜持は感服した。リドゲイト夫妻は金銭的窮地に。フレッドとメアリの恋愛は進展、フレッドが借金を背負わせたケイレブ氏との関係再構築、でもケイレブ氏の性格良すぎ。訳者の読書ガイドは秀逸。登場人物の関係図がやっと3巻で見れた。最初から見たかったがネタバレ含みで無理。バルストロードの偽善の処置が最終巻で語られるとのこと。読書の愉しみ満開。

  • 19世紀イギリスの架空都市ミドルマーチ。運命によって翻弄されるいくつもの愛の模様。第5部と第6部を収録。

    個人的に共感していたカソーボン氏が悪者になってしまう第5部にガックリ。しかし、彼の気持ちにはやはり共感するものがあり、残念ではあるが仕方なかったとも思う。逆に評価が爆上がりするのが、ケイレブ・ガース。この物語世界の良心ともいうべき魅力な人物像が明らかになり、彼を通じて当時の時代社会背景も見えてくる。また、フレッドとの出来事と絡んでガース夫人の複雑な心境を見事に描き出しているのも読み応えがあるところだ。よくぞここまで微細な心理が書けたものだとひたすらに感心する。また、このガース夫妻の関係性も素晴らしい。

    青春の放浪を続けるおぼっちゃまフレッド君が、メアリの態度表明によって変わっていくのが心強い。牧師はかませ犬だったか……しかし彼の人柄がいっそう映え、フェアブラザーの親族たちもわずかな登場ながら魅力的だ。

    心は次第に近づいていくドロシアとウィル。しかし表面上は離れていく立場になり、互いの本心を探り合うのがもどかしいが、そこが恋愛ものの面白さでもある。ウィルの姻族事情も複雑であり、バルストロードから衝撃の秘密を明かされるが、これによりさらにウィル・ラディスローという青年の屹立した精神力が際立っていくところに要着目だ。そしてバルストロード自身の欲望と信仰がせめぎ合う複雑な人間性も興味深い。

    本巻最大の見どころは、若い二人のロマンスの結末にはっきりと亀裂が入るシーン。医者という職業を尊敬できず、リドゲイトの崇高な理想も理解しないロザモンドは、高い身分への憧れのままに我を通すことしか頭にない。いっぽうで研究に没頭したいリドゲイトは、プライドの高さのため借金がかさみギリギリになるまで窮状を言い出せない。彼はロザモンドの薄っぺらい言葉を前に、いつかのドロシアの深い魂からの声を思い出すのだった。
    「お教えください。私に何ができるか、お教えください。主人は生涯ずっと苦労して、自分の研究に前途をかけてきたのです。主人は、そのことだけを気にしているのです。私もただそのことだけが、気になるのです」
    そしてロザモンドの「私に何ができるかしら、ターシアス?」という冷たくよそよそしい言葉(この台詞は声の調子によって様々な意味にとれるがと作者は断りを入れつつ)が、ドロシアと同じ言葉ながら全く逆の想いを表明する、このコントラストがあまりにも印象的だ。魂の内奥ではぴったりと適合するドロシアとリドゲイトがカップルであったなら……と夢想してしまうこのシーン。実際にはこの二人は深く絡むことなく、それぞれの過酷な運命と対峙していくのを読者は見守ることになる。

    トリックスター的な立場にあるラッフルズという人物が今後どう動くのか、主人公たちの愛のゆくえはどうなっていくのか、最終巻も目が離せない。

  •  全8部のうち本巻は、折り返しを過ぎ第5部、第6部収録の巻。
     結婚であったり遺産相続を巡るドタバタなど、それなりの展開はあったものの、ここまで登場人物たちの生活や考え方が比較的平穏に描かれ、その人物像や関係性が明らかにされてきたが、本編では、各人物に様々な変化が生じ、物語全体が大きな転回を見せる。

     先ずはドロシアとカソーボン夫婦。自分亡き後、妻ドロシアが従弟ウィル・ラディスローの意のままになってしまうのではないかと恐れたカソーボンは、自分の死後夫たる自分の希望に従うことを誓ってくれと求める。煩悶するドロシアが答えをしようと夫のところに向かったとき、もはやその答えが夫に届くことはなかった。

     野心に燃えてミドルマーチに来た医師リドゲイトは、美しい妻ロザモンドとの結婚生活のため身の丈以上の出費を重ね借金に苦しむことになってしまう。節約を求めても妻は我慢が出来ず、他方妻は、そんなことを求める夫に不満を持つ。お互いの気持ちのすれ違い。  

     そしてもう一つ。宗教的情熱に燃え、理想的な病院を作ろうとする銀行家バルストロードの前に、彼の過去を知るらしき無頼漢ラッフルズが現れる。何か秘密を握っているらしき素振り。
     その秘密に関して、バルストロードは、ウィルに対し、ある提案をするが、ウィルはキッパリと拒絶する。

     といったように、ストーリーがかなり動き出して面白さが一気に高まってきた。乞うご期待の最終巻。

     

  • 心理描写等ジェイン・オースティンから多くの影響を受けているところもあるだろうが,それよりもさらに地域社会の観察に特化した書と言える。人々の変化はそれなりに大きかったが地域としての変化は少ない,と感じたことは覚えておく。訳者については,解説にある「〈分別〉と〈多感〉」という視点が興味深い。

  • 未亡人となったドロシアがこれからどうなるのか、非常に気になる

  • ドロシアとリドゲイト、2組の夫婦の変化。ドロシアは未亡人となりラディスローとの恋の障害に、リドゲイトとロザモンドの愛のない生活に目が離せない。
    眼が離せないことは他にもあるが特に後半不穏な空気に囲まれたバルストロードにヤキモキする。
    解説の人物相関図は頭の整理に役だった。

  • 物語は激しく動き始める。突然の死、職業の変更、過去の所業の大きさ。

    それにしてもこの時代のイギリスの身分というものをここまであからさまに感じられたことは、大きな収穫である。

  • 下巻はリドゲイトの話が主であり、最後の方にドロシアが出てくる。そして、その後の話が終曲としてまとめられている。藤井元子の、訳であり、わかり易かった。

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著者プロフィール

George Eliot(Mari Anne Evans)1819-1880.
筆名は男性、本名メアリ・アン・エヴァンズという女性。英国小説史における、もっとも傑出した知性、リアリズムの作家と評されている。
彩流社からの邦訳・関連書に『急進主義者 フィーリクス・ホルト』(冨田成子 訳、ジョージ・エリオット全集 6、2011年)、『スペインのジプシー 他2編 とばりの彼方、ジェイコブ兄貴』(前田淑江、早瀬和栄、大野直美 訳, 玉井暲、廣野由美子 解説、ジョージ・エリオット全集 9、2014年)、『牧師たちの物語』(小野ゆき子、池園宏、石井昌子 訳、惣谷美智子 解説,、 ジョージ・エリオット全集 1、2014年)、『ロモラ』(原公章 訳、ジョージ・エリオット全集 5、2014年)、『詩集』(大田美和、大竹麻衣子、谷田恵司、阿部美恵、会田瑞枝、永井容子 訳 ジョージ・エリオット全集 10、2014年)、『サイラス・マーナー [付]ジューバルの伝説』(奥村真紀 訳、清水伊津代 訳・解説、内田能嗣 解説、ジョージ・エリオット全集 4、2019年)、『ダニエル・デロンダ(上・下)』(藤田 繁 訳、ジョージ・エリオット全集 8、2021年)、『テオフラストス・サッチの印象』(薗田美和子、今泉瑞枝 訳、2012年)、『ジョージ・エリオット 評論と書評』(川本静子、原 公章 訳、2010年)、『エドワード・ネヴィル  G・エリオットの少女期作品とその時代背景』(マリアン・エヴァンズ 著、樋口陽子、樋口恒晴 編訳、2011年)、『ジョージ・エリオット 時代のなかの作家たち 5』(ティム・ドリン 著、廣野由美子 訳、2013年)ほかがある。



「2022年 『フロス河畔の水車場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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