愛憎: 吉原裏同心(十五) (光文社文庫)

著者 : 佐伯泰英

• 光文社 (2011年10月12日発売)

感想・レビュー・書評

[nutskixさんの感想 · 2012年8月17日]

魑魅魍魎はあれであっさりどこかへ行ったのだろうか…。
居合に薩摩示現流に加えて新たな飛び道具小出刃。小籐次の竹トンボや夏目影二郎の簪と使い方のノリは一緒なのかもしれんがちょっと面白い。

[Hankacho(評価せず感想のみ)さんの感想 · 2012年5月29日]

B　吉原裏同心15

厳しい。

[nonmasashi003さんの感想 · 2011年12月26日]

第十五弾
花魁薄墨太夫の昔の武家の知り合いの双子の兄弟とその背後の長崎丸山、品川の妓楼と吉原の闘い？
拳銃対出刃との対決絡みで、紫光太夫も絡んでくる
本当にもてる主人公
番方の結婚も色を添えるか

[root3さんの感想 · 2011年12月4日]

吉原裏同心（１５）～中程度の楼に脅迫状が投げ込まれ，神守幹二郎が探ると夜嵐の参次という単筒使いが現れた。調べると旗本の次男坊で薄墨太夫の幼馴染みであるらしい。そんな中，太夫付きの禿・小花が拐かされる。当日の客は畳問屋の備前屋で，当代の評判はすこぶる悪い。出入り禁止となった岡っ引きと探索を行い，鐘淵の寮に小花を発見し救い出し礼として鯛が届き，その捌きに棒手振が使う小出刃を見て，飛び道具としてつかう道を探る。別口として探索を依頼した身代わりの佐吉が急を知らせようと駕籠に乗ったまま拉致された。ようやく掴んだ糸口を駕籠の儘，小舟に移されたのだろうと推測だった。新堀川で乗せられたなら，深川新地が怪しいと踏んだが，長崎との関係がある岡場所の五明楼が吉原進出を狙っているらしい。その尖兵が参次というわけだったが，長崎からは唐人を含む遊女を乗せた船が停泊している。船中で佐吉を発見し，積まれている女達を解放しようと甲板に上がったところで，連発式の銃を持つ参次と対決し，抜き打ちの要領で出刃を飛ばして喉仏に突き立てる～わくわくさせるものがないんだよね。相撲取りを殺した魑魅魍魎は何？

[i100さんの感想 · 2011年11月15日]

大きな柱のテーマが前作までで決着したという事で、読み切りの一作となるため、今までより展開が速く、少し浅い印象…魑魅魍魎が出てきたときは、ここまで来たかと心配になったが、伊達藩屋敷での出来事、震災の暗喩との解説あり、一先ず納得したものの、もう少し何かなかったのかと残念な感が残る(￣^￣)

[ほたるさんの感想 · 2011年11月10日]

シリーズを通しての登場人物たちが、それぞれ成長してるのが楽しい１話です。
幹次郎と南蛮銃の対決も、幹次郎の創意工夫を含めてわくわく。
幹次郎視点で進む作品なので難しいですが、もっと敵方の吉原進出の動機とか計画を掘り下げてもらうと楽しそうに思いました。

[人猫さんの感想 · 2011年11月6日]

ぼちぼちマンネリ化してきた。
このヒトの作品は
それが安心感でもあり
安心して読み流せるのが
いいのかもしれないが。

[kitanoさんの感想 · 2011年10月22日]

佐伯泰英先生の作品を平行して読んでいます
だけど、全部のストーリーが耀いていますね

吉原の裏同心
徳川首切御免
商人＆影旗本
居眠り剣磐音
密命：剣の追及者
酔いどれ小藤次
鎌倉河岸捕物

・・・こんなに読んでいる（笑）

[ぐんさんの感想 · 2011年10月14日]

195 10/17-10/20

[yocchi75さんの感想 · 2011年10月12日]

吉原裏同心シリーズの第15弾。田沼意次との対立が片付いたところに、次々と何者かの陰謀により、事件が発生。主人公を助ける新しい人物も登場し、これから、また新たな展開がありそう。

著者プロフィール

佐伯 泰英（さえき やすひで）
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。