妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫 う 18-3)

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  • 光文社
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767679

感想・レビュー・書評

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  • とにかく読みやすい。文章がうまいので一気読みしてしまった。
    登場人物(?登場妖怪か)もキャラがたっていて異形のものとしてとてもおもしろかった。
    百目のヒューマンモードが「冷たい感じの美女」、これが百個の目が開くとき、背筋がザワッとするなんともいえない気持ち悪さがいいです。

    個人的に「イズナ」ファミリーがお気に入り。

  • 陰陽師に物怪好きなのでこれは読むしかない!
    とシリーズ物に手を出してしまいました。
    鬼太郎にも出てくる百目がこんなに妖艶な美人さんとはびっくり設定です。
    単に人間対妖怪ではなく、悲喜交々ありで読み応えありました。
    特に明日香とかまいたちのお話。
    切ないですね。

  • 妖怪ミステリーなんでしょうか?さほどマニアックな妖怪は出てこないのでとっつきやすい。作者さんの華竜の宮が大好きでこちらも読んでみたけど、こちらは”ハヤカワSF”でなくて、”講談社ノベル”って感じ。

  • 上田さんの作品は、「華竜の宮」を最初に手に取り、次にこの本を読みました
    最初に読んだ作品からは、妖怪のイメージは難しいですね…嫌いではないですけど
    第1巻のこの本は、あくまでも2巻目の布石的な位置づけ?
    正直、主人公が誰なのか、私にはよく分かりません(苦笑)
    多分、2巻目以降で色々と解き明かされていくのでしょう
    楽しみです

  • ミステリー要素はほとんどない。ハードボイルドってのがこういう感じなの?妖怪と人間の関係性は楽しめた

  • 思ったより、切なくて重たいお話でした。このシリーズとしては1作目なのですが、同じ作者さんの他の作品でいろいろ繋がってるもよう。皓歯がもっとも切ないと思いました。最後の2作品には探偵としての百目があんまり出てこない、または全く出てこないのでちょっと拍子抜け。多分続編への伏線の意味もあるのかな。いつか続編も読んでみたいな☆

  • あれ説明だけ?
    というような始まりだったのに、
    途中からグイグイときた。

  • 探偵ものかと思ったら妖怪ものでした。ミステリというか伝奇もの。上遠野浩平のソウルドロップシリーズと似たようなテイストを感じました。あまり共通点はないと思いますが。3部完結のようなので一気に読んじゃおう。

  • アマゾンでは決して買えない本でした。題名だけなら、子ども向けのちゃっちいホラー小説のように見えましたもの(-_^:) 実際に本屋さんで手にとって、中身をぱらぱら。買って正解でした。ヒトがヒトとして生きていくことは、どういうことなのか、座敷わらしのいる二戸で住んでいる自分は常に思っています。それを再確認させてくれました。

  • うーん、微妙だなぁ。

    連作短編集かと思ったら、続きモノで、話は次巻以降に続くらしい。

    1巻だけ読むと、妖怪と人間の関係がイマイチ絡まなくて、物足りなさや裏切られ感が残るんだけど、2巻目以降はどうなるんだろうか。

    どちらにしても、続編に手を出すのは、二の足を踏むな。

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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