言っていいこと、悪いこと: 日本人のこころの結界 (知恵の森文庫 b え 3-1)
- 光文社 (2002年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334781576
感想・レビュー・書評
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永六輔の言っていいこと、悪いことを読みました。永六輔が放送で話したことの中から印象的な話を集めたエッセイ集です。日本人のこころの「結界」という副題からもわかるように、永六輔が考える日本のこころのよりどころが主張されています。永六輔らしい主張も多く楽しめました。とは言え、一番面白かったのは、ぎっくり腰になってしまった人の体験談でした。私も不健康な生活を送っているのでいつかはそういう目にあうのかな、と考えると恐ろしいですね。
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ギックリ腰経験者に問う!
夫婦の夜の営みが佳境に入った時ギックリ腰になったら、救急車呼びますか? -
小さな文節で区切られているため、全体を通さなければ主題がみえにくいが、小気味いい、と言った感想がいちばんな、テンポ良い感じで楽しかった。読み返したい。
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読書録「言っていいこと、悪いこと」3
著者 永六輔
出版 知恵の森文庫
p26より引用
“ところが牛を持ち主に返したその日の夜。食事の支度をしてい
たら、肉が届きました。
「先生のお陰で病気が治ったからつぶしました。どうぞ食べてく
ださい」
病気の牛はつぶしちゃいけないんです。”
お寺に生まれ、司会者、作詞家、作家と多方面で活躍する著者
による、人と人との心の距離について考えさせられる一冊。
ヒトの心の踏み込んではいけない部分についてから手を取り合
うことについてまで、穏やかでユーモア溢れる言葉で書かれてい
ます。著者のラジオ放送から印象に残った言葉が集められていま
す。
上記の引用は、獣医さんが治した病気の牛についてのエピソー
ド。畜産に関わる獣医師の方々ならば、多くの方がこのようなジ
レンマを抱えながら仕事をしているのでしょう。それにしても、
治った翌日にお肉にしてしまうというところは、作り話のような
臭がします。
ぎっくり腰等の体験談は、体に気を付けるための参考に良さそ
うです。
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永 六輔さんの語り口が昔から好きだ。
ラジオでの放送の中から耳に残った言葉を集めた一冊。
読むと安心する。 -
登録日:1/21
先生寄贈 -
痛いところをつかれるかもっ 笑
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永さんの耳に残り、心に残った言葉がたくさん収録されています。知らない誰かの、自分とは違う視点が楽しめます。でも共感しちゃうこと、請け合いです。
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私の好きな安保闘争の話もあるし、「じいちゃん、いいこというねぇ!」みたいな言葉も載ってます。