お母さんという女 (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 983
感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783297

感想・レビュー・書評

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  • 笑った顔が好き、人を受け入れるところに心ほっとする、こっそり味方になってくれることが心強い。かけてもらった愛情がいつも心を温めてくれて、そこはかとない不安に呑み込まれることなく「根拠のない自信」を授けてくれる。
    優しい気持ちでいっぱいになる、幸せな本です。
    その人の立場で考えることの難しさが読み取れた、母の日エプロンプレゼント事件の話、好きです。

  • 「すーちゃん」に出会うずっと前に、益田ミリさんとはこれで出会っておりました。
    以前kamosigiさんにお借りして読んだ1冊。
    あの頃多忙にまぎれて登録するの、忘れてたんだろうなあ。

    おかんネタには弱いです。

    はじめはとにかくうちのおかんとかぶってしまって、
    (どこの母も似たようなものなのだろう。)
    どこを読んでも共感。

    しかしながら、とりわけわたしが好きだったのは「母とアイデア」の靴収納の件。
    これだけはうちの母にはないものだったが、それだけに衝撃的だった。
    (なにげにこの収納方法よくあるよなーってくらいの予備知識があっただけに)

    でも「母と介護」の件だけは泣けました。
    ここだけに限らず、お母様のお人柄、その上でミリさんのお人柄や作風を知ることができると思います。

    こんな時代だからこそ、愛されて育ったミリさんだから、今こうしてわたしも出会えたのだと思いますよ。
    そのことをご本人にお伝えしたいところです。

    本書ならびに「女湯のできごと」「大阪人の胸のうち」は、わたしのなかで
    「光文社知恵の森文庫三部作」と(勝手に)命名。

  • 『すーちゃん』の益田ミリさん。
    今回は「お母さん」をテーマにしたもの。益田さんの大阪に住むお母さんの言動を面白おかしくエッセイと漫画で綴っている。

    益田さんのお母さんは本当におおらかで優しい人で、人の気持ちがわかる人なんだなぁと、こんな風に年を取っていけたらいいなと。
    若い人から見て、少し「ダサイ」とか「かっこ悪い」と思われがちなことでも、本人は真剣で、それを心から楽しんで、人生を謳歌している。とっても素敵。

    特に好きなのは
    「母とメール」お母さんのメールの内容が可愛い!
    「母の愛情」お母さんはいつでもこっそり味方をしてくれた‥

    「母の愛情」では我が家とかぶるところがあって、涙が出てしまった。お母さんて何があっても自分の見方でいてくれるんだよね。それはうちが恵まれてるからなんだろうけど、わたしももっとお母さん、両親を大切にしようと、この本を読んでいたらお母さんに会いたくなった!

  • お母さんへの愛が詰まった素敵な本

  • 最近ハマっている益田ミリ作品。
    こちらはかなり前のもので、遡って読んでみた。
    この作者と私は同世代なので、全てにおいてあるある〜なのだが、こちらは作者のお母さんのお話。今回はこのお母さんの気持ちや態度が、今の私、すっかりお母さんになった私に重なる。わかるわかる。

    ただこちらは15年以上も前のものなので少し時代の変化を感じたりして、、メールができるお母さんのお話なんて、今の時代じゃ、LINE?、Twitter?あるいはTikTok?とかになるのか?それはそれで面白い。

  • あー、、、、心が暖まった。
    優しくてノー天気なお母さん。
    でもこれが簡単なようで難しい。
    ミリさんのお母さんは素敵な方なんだな。
    わたしも大好きな母に会いに行きたくなった。

  • 正確に書くと星3.8。
    益田さんのお母さんについてのエッセイだった。
    私の母とは違うところも多かったが、共感できるところもあって、面白く読めた。
    目の付け所が面白かった。

  • 益田ミリさんとお母さんとの間の深い愛情が伝わる作品だった。益田さんから見ると「呑気な」お母さん、『いつもニコニコしていなさい』という教えがとっても素敵だなぁ。あとがきにあった「愛されて育った人間は物書きになれない」説、間違ってることを益田さんがしっかり証明しているなぁと思う。

  • 著者の実のお母さんについて書かれた本。
    とても可愛らしくて愛嬌のある素敵なお母さんだということが、漫画と文章から伝わってくる。
    私もこんなお母さんになれるといいな。
    子供が生まれる直前の今、手に取れて良かったと感じた一冊でした。


  •  お母さんの優しさと子供の優しさがじんわりして、「私もお母さんに会いたいなぁ」と思える本でした。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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