旅はゲストルーム (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
3.65
  • (22)
  • (31)
  • (37)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 689
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783310

作品紹介・あらすじ

「採寸して一定の縮尺で平面図をまとめ、ディテールを写しとってみると、その部屋を設計した意図がよく分かるばかりでなく、サービスの姿勢から民族性にいたるまでさまざまな勉強になる」。アメリカ、イタリア、イギリスから果てはブータンまで。設計者の目でとらえた世界のホテル69室。実測した平面図が新しい旅の一面を教えてくれる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本屋で平積みされていた2巻が
    とっても私好みだったので
    1巻もまとめて買っちゃいました。

    舞台道具を作っていた妹尾河童さんの
    『河童が覗いた…』って本があるけれど
    こちらの著者の本業は建築家。
    特にホテルなどのインテリアデザインを
    数多く手がけているとあって
    実際にメジャーで部屋を測ってから
    図面に描き起こしちゃう。

    趣味と実益を兼ねているから
    けっこう「いいところ」泊まってます(笑)
    掲載されているどこのホテルにも
    私は泊まったことがないし
    今後も泊まることはないでしょうが
    それはそれで妄想の幅が広がるというもの。

    なぜって床や壁の色合いやら
    窓から見える景色まで
    著者の目に留まったものが細かく描かれているから。

    手元に置いておいて
    たまにパラパラしたくなる本です。

  • お爺さまが札幌グランドホテルの支配人をされていたとのことで
    ホテルを身近に感じていた建築家の作者が
    行く先々で滞在したホテルの部屋を実測したスケッチがまとまった一冊です

    眺めているだけで楽しく、いつか行ってみたいな~と
    想像が膨らんでしまいます

  • いいホテルに泊まりたくなる。
    豊富な観察量、設備等にかかわる専門知識、それに小気味良い文章で惹き付けられる(ドアの材質やロック、防音にかかるコラムは出色)。意外に良書。

    旅のあり方についてもいろいろおもう。ガイドブックやネットでわからない肌感覚とは、突き詰めると何なんだろう、とかと。

    香港のインターコンチネンタルでは深夜騒音にクレームしたら大スイート(250平米、ジャグジーのあるルーフガーデン付き)に通されたというが、それでもささっと採寸やスケッチをしてしまっているのはさすが。25時だというにもかかわらず。

    アメリカではタクシーにイエローモンキーは乗せないと言われ(ジスイズアメリカ)、
    ケルンでは給水塔をリノベしたホテル(水がテーマ)にみせられ、
    バリ島では優雅な長期滞在に夢見る。
    そのひとつひとつが魅力的。

    そういうように筆者にとってもはや趣味あるいは道楽にまで達しているのだろうが(筆者は「悪癖」とも表している)、そもそもの目的は非常に本質的。――

    ≪測り、描くという行動は、目と頭と手、それに体という連係をつくり出し、忘れかけている自分自身の「身体性」をよみがえらせてくれる。自然な生物としての人間の生活環境を考える者としてそれは欠かせない訓練でもある。≫(ヒューマンスケールに関するコラム、p316)

    以前スケッチをした経験からしても共感。学生たちにメジャーの携行も勧めているというのも、よいなぁとおもう。

  • いろんなホテルに泊まりたくなる。
    ここまで堪能したら忘れないし、自分が心地よく感じるサイズも分かってよさそう。

  • 自らの手で描くことで身につき、記憶に残る。電気が無いと何も出来ない今だからこそ大事な事。

  • ※図書館

  • 縲梧クャ縺」縺ヲ謠上¥譌???譛ェ隱ュ)縺ョ蟒コ遽牙ョカ縲∵オヲ荳?荵溘&繧薙′荳也阜蜷?慍縺ョ繝帙ユ繝ォ繧呈クャ縺」縺ヲ謠上>縺溽オオ縺ィ繧ィ繝?そ繧、縲る俣蜿悶j蝗ウ螂ス縺阪↓縺ッ豸弱b縺ョ縲ゅ?繝?Ν髢灘叙繧雁峙縺ィ縺?∴縺ー繧??繧顔?ャ蟆セ豐ウ遶・縺輔s縺ョ繧キ繝ェ繝シ繧コ縺ァ縺吶′縲√%縺。繧峨?繧ォ繝ゥ繝シ縺ァ縲?俣蜿悶j蝗ウ莉・螟悶↓蜊ー雎。逧?↑繧「繝。繝九ユ繧」繧?ェ薙?√ヰ繧ケ繝ォ繝シ繝?縺ョ邨オ繧ゅ≠繧翫?ゆク?逡ェ蜊ー雎。縺ォ谿九▲縺溘?縺ッ繝励Ο繝エ繧。繝ウ繧ケ縺ョAuberge de Noves?シ(^o^)?上?繝舌せ繝ォ繝シ繝?縺ョ邨オ縲ゆス輔°縺昴?蝣エ繝シ繝舌せ繝ォ繝シ繝?縺?縺代←繝シ縺ョ遨コ豌励′莨昴o縺」縺ヲ縺上k諢溘§縲よウ翫∪縺」縺ヲ縺ソ縺溘>縲

  • 妹尾河童のより建築寄り、泊まったとこは一っこだけやった

  • 手書きのスケッチが好き。
    文庫版で読んだから仕方がないといえばそうなのだけど、
    スケッチが小さいのが残念。

    初期の頃はメジャーなどですべて測っていたっていうのすごいなぁ。

  • 面白い。
    ノーンビリと眺めながらカフェでまったりしたい。
    素敵空間。
    母にすすめたい。

全40件中 1 - 10件を表示

浦一也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐藤 和歌子
村上 春樹
ポール・ギャリコ
三浦しをん
サン=テグジュペ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×