ボーダレス (光文社文庫 ほ 4-17)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334791506

感想・レビュー・書評

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  • 四組の人間関係があります。

    一つ目は高校の同級生の森奈緒と、小説を書いている片山希莉。足立紗子と恋人のアンディ。

    二組目は格闘家の父親、八辻孝蔵とその娘の姉妹芭留と圭。圭は10歳の時に視力を失い目が見えません。

    三組目は家族で喫茶店「カフェ・ドミナン」を経営する市原家の父静男、母緑梨、長女の琴音、次女の叶音。
    琴音は元音大志望でピアノをあきらめ、叶音はギターをやっています。

    四組目は読書好きのお嬢様とその憧れの正体不明の女性。

    その四つの話が交互に語られていきますが、やがて一つの話になります。

    事件はまず、八辻孝蔵が何者かに襲われ芭留と圭が逃げ出すところから始まり、二人を偶然通りかかった市原緑梨が助けてドミナンに連れて帰ります。
    帰るとドミナンに侵入者がいて、奈緒と希莉たちが客としてきていて拉致されていました。


    若い女性がたくさん出てきて、最初誰が誰だかわかりにくかったです。
    青春ものだと思います。
    若い女性アイドルを起用したドラマの原作だったので必要だったのだと思いますが、物語としてはイマイチでした。ごめんなさい。

  • 誉田哲也『ボーダレス』光文社文庫。

    アイドルグループが多数出演するドラマ原作の青春ミステリー。またまたオーバーカバー。

    次々とシチュエーションと登場人物が入れ替わり、立ち代わり、忙しい。そして、青春ミステリーというのに拒否反応があるせいか、今一つ物語に集中できないままに結末を迎えた。やはり誉田哲也はハードな警察小説が面白いというのが結論。

    本体価格720円
    ★★★

  • 文庫裏のあらすじも読まず前知識なく読了
    4つの話が順番に進んでいく、どこかで混じり合うのか?それとも一つは女子高生が書いている小説の話なのかと想像しながら読んだ
    途中平和な田舎に事件が起こったという噂話の中で「ストロベリーナイト」という事件が東京の方で起こったと家族の話題にのぼり、誉田先生ありがとう!とにやつきました
    内容はミステリーより青春もの さらりと読めます
    今後、奈緒が姫川と会うようなことがあれば面白いけど警視庁じゃないからなぁ

  • 以前ドラマ化された小説。
    二組の姉妹、謎の男、女子高生、深窓の令嬢やら
    が絡みつつ複数の話が最後に終息。面白いけど、
    正直、物足りなかったかな。

  • さすがの誉田哲也のリーダビリティ、最初から最後までワクワクドキドキでページを捲らせられ、終始楽しく読み進められた。

    登場人物たちのキャラ造詣も好感度あり。
    終盤、盲目の少女が暴漢を制圧する様も、イイ感じ。

    ただ・・・終始楽しく読み進められたのにも関わらず、心に残る作品ではなかった。何故だろう?
    エピロード的なエピソードが冗長だったから?
    敵の動機に白けたから?

    誉田作品には珍しい読後感。

    ★3つ、6ポイント半
    2022.11.09.新


    ※「数年前に東京で起きた事件がね・・・」というくだり、姫川シリーズドラマ化以前からの誉田哲也ファンとしては、かなりのニヤニヤポイントだった♫

    嬉しいね。

    うれしいけども・・・本編には関係無さすぎるため、いらない描写だったかな。。。

    作品間リンクでの読者サービスし過ぎるのは、安売り感が感じられてしまう。

    (ジウサーガと苺シリーズとのコラボとかは、十分ワクワクして読めたし、さらなるリンクに期待もしてるけれども)

  • 剣がない。
    ドラマ化前提で書かれた気すらする。

  • 4つのストーリーがバラバラに進み、迷いに迷った挙句、ようやく一つになったけど、盛り上がりに欠けた。ただ、一つになっただけ。

  • 話の一つ一つが、どう繋がっていくのか検討もつかなくて、えっ!ここで繋がった。もうそれからは、焦るように読み進めて、後は、一気読みでした。面白かったです。

  • あぁ、こう繋がるのね。と、いくつかの登場人物達のシーンが絡み合い、最後の展開へと導かれる。ただ、ちょっと最後の展開が物足りなかった印象。

  • 坂道好きの友人に推薦されて読んだ小説。
    “視点移動や情景描写の絶妙な繊細さ”と”短編を継ぎ接ぎしたかのような新鮮味”が物語の展開を趣深く引き立てていた。
    青春小説の色合いを持ちつつ……
    でもミステリアスな展開が頭の片隅にあって……
    とパラレルワールドを連想させる不思議だけど惹き込まれてしまうような物語だった。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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