- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334793470
感想・レビュー・書評
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人気作家6人のアンソロジー。
短編という括りの中で読みやすさと内容のバランスがいい。この6人の中に初読みの作家さんがいる方、短編集のミステリーが読みたい方、ミステリーを読まない方には特に優れた一冊じゃないかな。
ミステリー好きでもアンソロジーとしての楽しさは十分だったし、隙間時間にも読める短編集の気楽さがちょうどよかった。
ただアンソロジーで完結しない、しかも続きは新作でっていうのはありなの?
エピソードゼロにしてもちょっと…って思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この表紙の作家さんの並びが豪華すぎて、手に取らずにはいられませんでした。
ファンタジー、イヤミス、刑事物、サスペンスとバラエティーに富んだ内容で、この本を読めば好みのミステリーのジャンルをきっと見つけられることかと思います。
もともと好きだった芦沢さん、知念さんのミステリーを堪能できただけでも充分満足できる内容だったのですが、このアンソロジーを読んで今村さんに興味が湧いたので、今後今村さんの作品を手に取ってみたいと思います。 -
「オール新作書き下ろし」に釣られたが、さすがにどれも安定したレベルの作品で楽しめた。気に入ったのは、今村さんの「ある部屋にて」と織守さんの「目撃者」。冒頭の東野作品は「ブラック・ショーマン…」のコンビが再登場。掉尾を飾る知念作品も死神シリーズの黒猫「クロ」が活躍する話だったが、完結しておらず、続きが気になる…。
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様々な意見があるかとは思いますが…これだけの方々の作品が1冊で読めて、個人的には満足度の高い1冊でした。
中でも印象に残っているのは『立体パズル』です。芦沢央さんの作品を初めて読んだのですが、悲しい事件が起きるものの、主人公の生活はほのぼのとした雰囲気でどのように事件が主人公に絡んでいくのか全く想像がつかず面白く読めました!日常に潜む人間の感情や思惑が丁寧に描かれていて、引き込まれました(私の思考と似ていたからかもしれませんが)。
青柳碧人さんの『叶えよ、アフリカオニネズミ』も由赤丸警部のキャラが良くて好きです。警部が活躍するお話、もっと読みたいなぁ。 -
このラインナップ、なかなかすごい!と思いつつ、アンソロジーだから、アタリハズレあるだろうなと思ったら、どれも面白かった。
のめり込んだら終わってました。
自分としては、芦沢央「立体パズル」と織守きょうや「目撃者」の、子どもの証言の曖昧さをうまく使った二作が良かった。
そして最後の知念実希人「黒猫と薔薇の折り紙」は、黒猫の語り手と、黒猫が出会う人間の語り手の切り替わりが上手くて、最後にまた黒猫に戻ってからの結末に、度肝を抜かれた。
え。これは。一体?
と混乱したら巻末に、『死神と天使の円舞曲』の一部ということが書かれており、いや、続き気になるだろ!!と購入。
今んとこソフトカバーしか出てないけど、kindle版だと半額返ってくるキャンペーン中です(笑)
誰か私を見てる?
しかし、予想外の結末だったらどうしよ。
さらには同タイトルのFALL版も出てるのかー。
気になる。 -
作家陣が豪華で短編でもそれぞれの作品が読み応え抜群。
特によかったのは、
『目撃者』と『黒猫と薔薇の折り紙』
ぜひ定期的に出版してほしいアンソロジーでした! -
❶リノベの女 / 東野圭吾 5/5
❷ある部屋にて / 今村昌弘 4.5/5
❸立体パズル / 芦沢央 4/5
❹叶えよ、アフリカアニネズミ / 青柳碧人 3.5/5
❺目撃者 / 織守きょうや 5/5
❻黒猫と薔薇の折り紙 / 知念実希人 5/5
ミステリーが好きなので読みました。
読んだことがない作家さんがほとんどだったけど、どれもとっても面白かった!
短編集だとさらっと読めて楽しめるし、気になる作家さんにも出会えるので良いなと思った。
他のJミステリーも読んでみたい。 -
短編集のため、色々な作家さんのミステリー小説を読めて、とても良かったです。
ここから自分の読みたい作家さんを見つけるのもいいのではないかと。
特に自分がおもしろかったのは「目撃者」と「黒猫と薔薇の折り紙」でした!
これを機に、織守きょうやさんと知念実希人さんの小説を読んでみたいと思います!
「ある部屋にて」もどんでん返しがあっておもしろかった。 -
ダントツは、やっぱり東野圭吾さん。
割と読み慣れているのですが、相変わらず面白かった。
今村昌弘さんもよかった。
知念実希人さんは、設定もよくて面白かったけれど大河の性格がちょっと苦手。ラストもイマイチすっきりしなかった。ごめんなさい。
全部楽しかったです。たまにはこういうアンソロジーもいいな。