フェイバリット・シングス

著者 :
  • 光文社
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334910686

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小学生の一人娘『奈々』と愛犬の『モモちゃん』(雄)と暮らす推理作家の『六呂田録郎』。最近は、女好きな自分と同姓同名の男を主人公にした軽めの探偵小説を書いているが、締め切りに追われる六呂田の元へ、なぜか次々とおかしな依頼人が現れる。
    作家・六呂田録郎が、自作の登場人物宜しく迷推理を繰り広げる連作短編。

    主人公同様にハチャメチャなストーリー。事件は解決しているのかどうかも疑問だが、そもそも事件なのか?と見えて、シリーズを通してしっかりと伏線が張られており、ラストで物語を一変させるのかと思い気や、最後までいい加減だった。まあ、しっかり仕掛けとして認識させてるし、この話の流れとして上手く働いているので有り。

  •  ミステリかどうかは甚だ疑問ですが。
     探偵が登場する推理小説を書いている作家が語り部のお話なので、ミステリなのでしょう。
     その探偵が自分と同名だからなのか、何か現実と小説の中がごっちゃになってる人で、実際に存在したら大変そうだなぁ、て思った。
     まぁ、後味悪いラストでなくてよかった。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1973年京都府生まれ。成城大学文学部卒業。2004年に『風の歌、星の口笛』で、第24回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。他、著作に『修学旅行は終わらない』、『校庭には誰もいない』、『フェイバリット・シングス』などがある。

「2022年 『風琴密室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村崎友の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×