- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334912352
感想・レビュー・書評
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クリーニング業の歴史と日常の謎をからめつつ展開する、ほのぼのとしたお話。
一見能天気だけど、優しい三十次郎。
シミ抜きの技術は誰にも負けない、ベテランの長門。
パートやアルバイト、常連客とのやりとりもテンポよく、和気あいあいとした雰囲気。
ときにじーんとくる。
小学校時代に安室奈美恵やKinkiKidsを聴いていた世代の名前が、三十次郎と民子なのに、違和感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
登場人物の思いがストレートにはわからなくて、行間をしっかり読みこんでいく、想いを馳せていくことが必要で、少し読むのに苦労したところもありました。
三十次郎はふわふわしていて何事にも深入りしないキャラクターですが、ここぞと決めた時には周りを大事にする決断をできる、優しい人だなぁと感じました。
「だいじなだれかが生きてるって、その時間を目に映せるって、それだけですげぇことなのに」
という三十次郎のことばが、胸に残りました。 -
東京にほど近い神奈川の私鉄沿線にある古ぼけた商店街の中で営業をしている中島クリーニング。
腕っこきのシミ抜き老職人荷山長門と、なんとなく店を継いだハリボテの店長、三十次郎。
なんとも言えない凸凹コンビのふたりが、クリーニング店に持ち込まれる衣服を片手に、少しずつ変化する日々を生きる様を描いている。
何というほどもない大きな事件はない毎日の積み重ねが人の関係や気持ちの変化をかたちづくっていくんだなあ、ということがふわりふわりと伝わってくる。 -
内容は堅苦しいこともなく読みやすい方だと思うのになぜか読むのにすごく時間がかかった。
面白くない訳でも無いのに不思議。
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図書館で借りたもの。
優秀な兄に代わり中島クリーニングの店長を継ぐことになった三十次郎と、先代の時から仕えてきた荷山長門。どこかかみ合わない2人のもとに、ナコという少女がケチャップの染みと祖父の遺灰がかかったブラウスを持ってきて…。
初読みの作家さん。
クリーニング屋にまつわるちょっとした謎ときとか。
先が気になる話じゃなくて読むのに時間かかった…。
装丁は可愛い! -
ええ〜。
みそちゃん、自分のことガンバって。 -
店長、そこは押しでしょ!
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優秀な兄に代わりクリーニング店の店長を引き継いだ三十次郎。しかし、ベテラン職人の長門は、能天気な三十次郎に不安を感じていた。ある日、お店にナコという少女がブラウスを持ちこんでくる。ブラウスにかかった祖父の遺灰は取らないで、というのだが……。