そのナイフでは殺せない

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 88
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334912673

感想・レビュー・書評

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  • 表題から想像していた内容とはまったく違っていました。不思議な力を持つナイフ。殺しても何時間後かに何事もなかったように生き返る。表題はそういう意味だったのか。好みの変われる作品だと思うけれど、個人的には登場人物みんなに魅力を感じることができなくて、流し読みでした。

  • 思いも寄らないラスト。その手があったかぁ~

  • ファンタジー

  • ノワールミステリー単行本。生物をあやめても24時間以内に蘇生する特殊ナイフを手にした平凡な大学生。その使い途とは…。人のモラルと狂気、法の境を突いた作品。少し酷な描写有。弱い方は気をつけて下さい。成程ネ、という結末も用意されています。

  • 12月-3。2.5点。
    映画製作する大学生、一方、シングルマザーの女性警部。
    大学生が特殊なナイフを見つけることで、事件が。

    女性警部が狂気な感じで、感情移入できず。
    ラストは意外というか、え、そんな感じという終わり方。

  • 三途川シリーズではないけど、同じように特殊設定アイテムが登場します。殺しても24時間以内に蘇生するナイフを駆使して色々とトリックを仕掛けるところはなかなか面白かった。が、小曾根警部のヒステリーがたまらなくうざくて読むのが苦痛だった。七沢の異常さも霞む勢い。このままで終わるわけはないと思ってたけど、ラストは意外な展開でちょっと笑ってしまった。

  • 2019年31冊目。久しぶりの作品はシリーズ外だけど、殺したものが決まった時間になると生き返るナイフとかいう三途川理シリーズに出てきそうなアイテムが登場。主人公も徐々に壊れていったけど、女刑事のイカれっぷりも振りきれてて面白い。途中の殺人罪に問えるかどうかのくだりはなかなか興味深かった。落としどころをどうするのか気になりながら読んだけど、オチはそうきたか、って感じで結構良かった。

  • 2019.6.4読了。

  • このナイフで殺しても、決まった時間に無傷で生き返る。生き返るから殺人罪にはならないし、傷害の証拠も残らないという警察側の苦悩が興味深い。だんだん調子づいてきた主人公へのしっぺ返しが衝撃。

  • 『娯楽』★★★★★ 10
    【詩情】★★★☆☆ 9
    【整合】★★★★☆ 12
    『意外』★★★★☆ 8
    「人物」★★★☆☆ 3
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★★ 15
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》80 A-

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著者プロフィール

1984年、香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。京都大学推理小説研究会出身。2010年『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)でデビュー。〈名探偵三途川理〉シリーズは他に『スノーホワイト』『踊る人形』(以上、講談社文庫)、『ワスレロモノ』『トランプソルジャーズ』(講談社タイガ)。近著に『そのナイフでは殺せない』(光文社)。

「2020年 『死者と言葉を交わすなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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