遅刻する食パン少女 おとぎカンパニー

著者 : 田丸雅智

• 光文社 (2022年12月21日発売)

感想・レビュー・書評

[なっっっこさんの感想 · 2023年1月13日]

食パンをくわえた女の子とぶつかる。あちらのお客様からです。など、小説やマンガにありがちなお題…だが、ふたをあけてみると、SFだったり、ホラーだったり、ラジコンレースだったり…。

[光文社 文芸図書編集部さんの感想 · 2022年12月6日]

食パンをくわえて走る遅刻少女。「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか？」という緊急アナウンス――〝ベタなシチュエーション〟を、現代ショートショートの名手・田丸雅智が大胆にアレンジ！　物語は予想外の結末に！

[murderbear1125さんの感想 · 2024年5月4日]

非現実的な世界観のショートショート集

[mi-nyaさんの感想 · 2024年1月28日]

5.6年から。ショートショートの現代版。軽やかなコメディータッチに、想像できない面白い物語次から次へと展開される。昔と違って今は砕けた感じも当たり前になっていると思う。子どもたちの時代でショート発想の面白さを感じるのにはちょうどいい。

[海さんの感想 · 2024年1月12日]

ちょっと不思議な設定のショートショート。不思議過ぎてくすっと笑っちゃうものやほっこりするものまで色々あるけど、軽いタッチで明るいので読みやすい。

[mさんの感想 · 2023年11月9日]

初めてこのシリーズを読んだ
夜にも奇妙な物語でありそう
そんな馬鹿なって思うことも小説だからなんでもOK

対生成

[ハルめめさんの感想 · 2023年11月8日]

ベタなシチュエーションを題材にした短編。「崖の上で犯人が告白」するとか「お医者様はいらっしゃいませんか」とか、あるある展開を斜め上の方から決着させる。読みやすかった。最初の「食パン少女」で食パン加えた池田君のその後がとても気になる。どうかご武運を。

[京都精華学園中学高等学校メディアライブラリーさんの感想 · 2023年9月25日]

本をとろうとして手が触れ合ったふたり、崖の上で殺人を自供、前の車を追ってくださいなど、ベタなあるあるシチュエーションから予想外の結末へ。

[solcomさんの感想 · 2023年5月21日]

初読みの作家。　ショートショートが得意な作家みたいですね。　
「遅刻する食パン少女」から始まる『ドラマあるあるシチュエーション』ショートショート
１０篇のショートショート　それぞれ読みやすく楽しい味付け。　
『おとぎカンパニー』というシリーズみたいなのでちょっと追ってみたい。

[シュウコさんの感想 · 2023年5月8日]

崖の上で自供する、お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか、前の車を追ってください、などのよく聞く？設定で書かれた短編集。
このシチュエーションはこうなるのか、と興味深く読んだ。シュールな話が多い印象。

著者プロフィール

（著者プロフィール）
田丸雅智（たまる まさとも）

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。
2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。
12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。
「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。
坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、
現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。
書き方講座の内容は、2020年度から小学四年生の国語教科書（教育出版）に採用。
2021年度からは中学一年生の国語教科書（教育出版）に小説作品が掲載。
17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。
著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。
メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。

「2023年 『憂鬱探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」