耳猫風信社

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 284
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334922375

感想・レビュー・書評

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  • 澤田瞳子さんが選ぶ10冊【猫小説傑作選】 表紙にもいろんな表情の猫がたくさん | 特集 - 本の話(2019.02.22)
    https://books.bunshun.jp/articles/-/4655

    耳猫風信社 | ダ・ヴィンチWeb
    https://ddnavi.com/book/4334922376/

    長野まゆみ公式Webサイト
    https://www.mimineko.co.jp/

    耳猫風信社 - Webcat Plus
    http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/book/3333099.html

  • 「猫が見ていた」で澤田瞳子さんの「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」で取り上げられていた本。
    異国情緒を感じさせ、懐かしい雰囲気を漂わせたファンタジー。猫好きであれば、こんな猫との出会いをしたいと思うのでしょうね。
    翻訳物のような雰囲気を感じさせる独特の文体、古臭さを感じさせない独特の世界観。惹かれます。
    表紙の絵や挿絵が、この本のテイストにマッチしています。
    お勧めでしょう。

  • 猫と不思議が好きな人にお勧めの本。

  • 雰囲気や登場人物がとても好きでした。

  • 少年たちの日常(教会のバザー、町の婦人たち、ママの肘、従妹たち)と、幻の猫の町が重なり合う。兄弟をモチーフにした作品の多い中、この本の物語はまだ少し幼さの残る『兄』の視点で描かれている。友人との距離とか、憧れとか。

  • 手の届かないもどかしい感じがなんとも好きです。

  • 日常のちょっと先にある二度と辿り着けない街。行きたい!

  • 私が1番最初に読んだ長野さんの本。
    独特の世界観と登場人物、どこか胸がきゅんとするお話です。
    こんな場所があったら覗いてみたくなる。きっとそうだと思う。
    読み終えた後はなんだか幸せな、ほんわかした気持ちになりました。

  • 長野氏のファンタジーは本当に大好き。読んだ後何だか幸せ?な気分になれる気がする。やたらとフラッシュピンクに拘っていたカシスの運命やいかに。

  • ねこ

  • 2022年12月4日
    リアリティがありながら、童話の世界。

  • 日記体って長野先生定期的に書くよね

  • '95当時の読書メモより。
    テンポがいい。人間の勝手で子供を作らされた話は笑っていいものか…

  • 再読

  • いつの間にか猫の世界?に出入りする。
    人間と猫が意思疎通するとしたら、こんな感じなのかな。
    ほのぼのしていてよかった。

  • 高校の図書室で、一番最初に出会った、長野まゆみさんの作品。

    当時、この世界観にどうしようもなく惹かれていました。ああ、もう一度、読みたいなあ。

  • この頃の長野まゆみさんの世界って独特。
    宮澤賢治の作品っぽいというか…
    ネコ好きはハマる本だと思う。
    出てくる食べ物や飲み物がいちいち美味しそう。

  • 以前『改造版 少年アリス』を読み、また長野さんの不思議な世界に遊びに行きたくなっていたのだと思う
    図書館にあるもののなかから、タイトルで選んで決めた

    登場人物の瞳の設定がこわい
    先が読めるところもあったけれど、推理小説ではないので、それはそれでいい
    なんとなく、宮沢賢治の作品のような雰囲気だった

  • 文庫で既に持ってるんですが、古本屋でハードカバーみつけてまさかのジャケ(?)買い…!
    だって表紙が山口マオやった…!すばらしい!中のイラストもすごく素敵でした。やっぱ好きやー

  • 出版社/著者からの内容紹介
    11歳になったぼくは、きょうは絶対日記帳を買うんだ、と決意し、
    境界を越えてとなり町に足を踏みいれた。古めかしく、
    それでていどこかしら懐かしい風景。
    ぼくは、眼帯をした不思議な少年と出逢い、
    《山猫の店》という奇妙な文具店を教えてもらう。
    雨に烟る《耳猫風信社》、埠頭でのひそかな上映会、
    なかなか行きつけないとなり町。
    冒険の末に少年が発見したのは……。

    *☆*――*☆*――*☆*

  • 10年ぶりくらいの再読。90年代の長野作品が懐かしく、「ああ、そうそうこういう感じ」という感動があり楽しめた。文章がすっきりと読みやすく、また11歳の主人公の世の中へほんの少し皮肉を言うところ、女共への観察眼。そういうのがたまらない。読み終えたあとは少しノスタルジーな気分になり、マグカップになみなみ注いだショコラや塩の効いたベーコンが食べたくなる(あれ、ベーコンだったっけ?)。(たしか)この作品で山口マオさんの作品に興味をもったのも良いおもいで。
    2011/10/31

  • カシスかわいすぎます、
    少年が実は猫って設定がほんとうにすきですきで。

  • 街角に 出会った少年連れられて 猫と人との 見分けがつかぬ

  • 新しい学年になったから日記を書き始めると決めた僕は、日記帳を買いに行く途中で不思議な少年と出会う。――普通とはどこかが違うそこと普通の境界が曖昧になったとき、そこには行けなくなっていた。

    読むたびに話の中に入り込んでしまいました。

  • 図書館で借りました。

  • 日常の中の非日常、それこそがファンタジー。そんなかんじの本。

  • 物語に惹かれる。題名に惹かれる。装丁に惹かれる。すべてに惹かれる。長野作品には魔力がある、そこかしこに。

  • この世界観がたまらないです。ずっと読んでいたい。相変わらず、登場する飲みものと食べものがいちいち素敵。いいなぁ。挿し絵もとっても可愛くて好きです。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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