銀の砂

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 193
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925130

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気とか、読み終わった後の感じが好き。
    ただのお話かと思わせてても、ちゃんとミステリーになってたり、最後に意表をつかれたり、柴田よしきの好きな感じでした。

  • 小説家の話。

    憧れの小説家の秘書として、駆け出し小説家が働く。
    憧れと嫉妬と恋情と、もつれあって絡まり合う糸のように、そして殺人事件まで。

    疾走と殺人と、事故と。
    事実は小説より奇なり。

  • サスペンスより恋愛要素(恋愛絡み)が多いので
    ちょっと物足りなさはあるものの文章は読みやすい。
    (各章の組み立てはわかりにくいものの、表現がという意味で)
    人気女流作家ふじ子さんのイメージが出来過ぎ。
    自由奔放で10も20も年下の男性をみんな虜にするなんて(!)

  • 再読。
    女流ベストセラー作家ふじ子の元秘書であり作家でもある珠美の視点を中心に、ふじ子の視点や過去、現在が章ごとに入り乱れて語られる手法は相変わらず。それでも今回は分かりやすかった。
    ミステリーとしては物足りないが、読み易く面白い。

  • 私はあんまり好みじゃないです…

  • 1話1話、何かオニバムス式だろうかと思ったのですが
    3話目で、過去か何かが入り乱れているという状態に気が付きました。
    作家の話だったので、その人の書いている話なのか…とも思ったのですが。

    見えてくる過去に、今に、ちょっと前の事。
    2人の女性作家の過去が読めますが…すごい姑を引き当ててます。
    確かに似たもの2人。

    淡々と、ただ2人の過去と今とが語られて行きます。
    類似点を、という事なのでしょうが、作家稼業って…と
    別の感想も抱いてしまいました。

  • 女流作家の秘書が主人公の話だったか?

  • 女性大作家の藤子と元秘書で小物作家の珠美。藤子は男を引き寄せて周りを巻き込む。
    ミステリーだろうな。最後はあれっだったけどそれまではぐいぐい読んだ。
    なんだか、近しい人とかぶったんだよなあ。お世話係は大変だ。

  • 有名女流作家のふじ子さんと秘書の珠美。
    ふじ子さんは、わがままで自由奔放で少女のような人だ。娘の恋人や珠美の恋人と関係を持ってしまっても、彼女に悪気はない。欲しいのは彼らではなく、精子なのだから。責められてもただ困ったようにしょうがなかったの、と言うだけ。
    ふじ子さんが本当に欲しかったものは何なんだろう?
    ふじ子さんと珠美の関係って何だったんだろう。
    愛しているのに同時に憎しみあってもいる…。恋人?まるで、母娘のような感情。母と娘のような感情って、他人とでも持てるものなのだろうか?

    色々と考えてしまう本でした。女性たちがあまりにも強烈で男性たちが影が薄い感じ。ふじ子さんの元お姑さん、こわかった。

  • H22.8.27

    最後に、あぁやっぱりそうだったのか・・・と、予想が当たってしまったことにがっかり。当たって欲しくなかったなぁ~

    作家、豪徳寺ふじ子さん、すごい人ですねぇ

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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