- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334925130
感想・レビュー・書評
-
3分の1も読まないところで挫折しかける。
一人一人の台詞が長ったらしくてややうんざり。
ストーリーが重複してるところも多くて・・・
ですが何とか読破。
最後の最後でびっくり、でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり恋愛とサスペンスは相性がいい……らしい。そんなに大きな事件が起こるわけではないのだけれど、とにかく惹きつけられる筋書き。
登場人物も魅力的なんだよなあ。「……壊れてる」とは思うけれど、その壊れっぷりが痛々しくも美しい。藤子なんて、現実にいたら間違いなく迷惑な人なんじゃないかと思うのだけれど、キャラとしては憎めないしなあ。
そしてまた、これって作家の世界の物語部分もあって。なかなかに過酷な現在の出版会状況がちらっと分かるかも。 -
内容(「BOOK」データベースより)
売れない作家の佐古珠美はかつて、女流ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。珠美は恋人の俳優・芝崎夕貴斗をふじ子に奪われ、彼女のもとを去った。夕貴斗はその後ふじ子とも別れ、いまは音信不通である。ある日、珠美のもとをフリーライターの男が訪ねてきた。夕貴斗のことを訊きたいという。なぜ今さら?過去が追いかけてくる。手に入れたはずの平穏な生活が崩れ始める―。女たちの悲劇を描く長編サスペンス。 -
前に図書館で借りて読んだのに、また借りて読んでしまった。で、ストーリーが半分くらいしか思い出せず・・・面白いけど、ラストがいかにも作り物っぽいのと、若干「火曜サスペンス」の香りがただよってて、安っぽい感じも否めない。いや、おもしろかったんだけどね。
-
有名女流作家と元秘書を中心に過去を浮き上がらせようとしている。人間ドラマにしては小出しで回りくどい。ミステリーの要素も含むが、こんな落ちの為に引っ張ってきたのかと腹が立つ。文章力はあるし、人物もうまく描いているんだけど、展開を凝り過ぎてちぐはぐ。他の作品も読んでみるかどうか・・ちょっと考えてしまうな〜
-
図書館返却期限超過。集中して読めなかったことで、なんかつかみどころのない印象となってしまった。柴田よしきさん好きなのだけれど。
次は、神の狩人 2031探偵物語 を読む予定。 -
売れない作家の佐古珠美はかつて、女流ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。珠美は恋人の俳優・芝崎夕貴斗をふじ子に奪われ、彼女のもとを去った。夕貴斗はその後ふじ子とも別れ、いまは音信不通である。ある日、珠美のもとをフリーライターの男が訪ねてきた。夕貴斗のことを訊きたいという。なぜ今さら?過去が追いかけてくる。手に入れたはずの平穏な生活が崩れ始める―。
複雑で最後までよくわかりませんでした。恋愛に溺れると恐ろしいですね。 -
読んだ日 2007.1 (借:熊本市東部図書館)(6)
-
人の複雑な感情が上手く描かれておもしろかったです。
でも過去と現実がいったりきたりで、わかりにくい場面が多かったのが残念だった。 -
<font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334925138/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://ec2.images-amazon.com/images/P/4334925138.01._SCMZZZZZZZ_V60716987_.jpg" border="0" alt="銀の砂"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/goods/4334925138/yorimichikan-22" target="_blank"> 銀の砂</a><br>柴田 よしき (2006/08/22)<br>光文社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334925138/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
<blockquote><p><strong>売れない作家の佐古珠美はかつて、女流ベストセラー作家・豪徳寺ふじ子の秘書だった。珠美は恋人の俳優・芝崎夕貴斗をふじ子に奪われ、彼女のもとを去った。夕貴斗はその後ふじ子とも別れ、いまは音信不通である。
ある日、珠美のもとをフリーライターの男が訪ねてきた。夕貴斗のことを訊きたいと言う。なぜ今さら?
過去が追いかけてくる。手に入れたはずの平穏な生活が崩れ始める </strong></p></blockquote>
前半は、OLからロマンス小説の新人賞を取って華々しくデビューし、何年かのブランクの後、ミステリ作家として再起を果たし、長い間頂点に君臨していた豪徳寺ふじ子(本名:藤子)と、凡庸ながら小説を書き、藤子の小説にあこがれてその秘書をしていた佐古珠美。二人の良くも悪くも分かちがたい関係が描かれる。ずぶずぶと沈みこむような人間ドラマなのかと思いきや、いつの間にかミステリになっている。二時間ドラマのような趣である。
藤子の人生の波乱万丈さは、彼女の人生の前半と後半ではかなり趣を異にし、珠美の人生は、藤子なしには語れないものになっている。珠美の、と言うよりも、藤子以外の登場人物の誰の人生もが 藤子なくしては語れないようにも思われる。そんな運命を背負ってしまった藤子も哀しい。そして珠美も...。
本気で人を愛することを知らない人の愛の身勝手さと哀しさを見た思いもする。そしてまた、愛と憎のあまりの近しさに眩暈すら感じるのである。</font>