シンデレラ・ティース

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925154

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり坂木司さんの本は読みやすくて、でもしっかりとした知識と優しいミステリーが散りばめられていて大好きです!
    すっきりとした文章、無駄がないのにこんなに言葉や情景が入ってくるのもすごいです。

    こんな歯医者さんならぜひ行きたい!と思います。

  • 短編集

    歯医者が苦手なサキコの夏休みのバイト先はおじの働く歯医者の受付。
    歯ぎしりのOLに
    幻臭の老人
    材料屋のナンパ師と耳の遠い入れ歯を何個も作る老人
    専門用語を使う客と院長の孫
    恋人の留学と毎回ケーキを持って遅刻してくる男。

    オランダ人のお買い物
    何でオランダ人なのかが分からなかった。
    ググって気付いたけど
    オランダ人にケチってイメージがあるから、
    保険内で入れ歯を何度も作る老人を例えてるんだ。
    多分。

    装幀は石川絢人さん。
    坂木さんの本ではおなじみだけど、出版社の枠を超えてってあとがきにあるから、どこかの出版社の人みたい。

  • 2017/9/27
    今まで読んだ坂木司作品の中では普通かな。
    女の子がソツなくいい子。いい子過ぎるくらい。
    叔父さんと患者の女の子の恋愛がちょっと引いた。
    叔父さんいくつぐらいの設定だったのだろう。
    私のイメージより若かったのかな。
    前に読んだ沖縄に短期バイトに行ってた女の子の本とリンクしてる。
    途中で出た鮎のお菓子はアンちゃんとこのかな?
    リンク楽しい。
    あ、私の通ってる歯医者はここに近いので私は歯医者好きです。
    行くの楽しみです。

  • 【あらすじ】
    大学二年の夏、サキは母親の計略に引っかかり、大っ嫌いな歯医者で受付のアルバイトをすることになってしまう。個性豊かで、患者に対し優しく接するクリニックのスタッフに次第にとけ込んでいくサキだったが、クリニックに持ち込まれるのは、虫歯だけではなく、患者さんの心に隠された大事な秘密もあって…。サキの忘れられない夏が始まった。

    【感想】

  • 少女漫画感満載ですが、歯医者さんに纏わる日常の謎を解き明かす、
    ホテルジューシーも読みたい。

  • ホテル・ジューシーの姉妹本というか、この本の姉妹本がジューシーでしたね。
    その繋がりの部分を知らなくても、この本は十分楽しめます。
    日常ミステリーというか、ちょっとした不思議なことが色々解決されていきます。
    主人公のサキが今後どうなるか楽しみ。坂木さん、続きお願い。

  • じっと我慢していても、夏は動かない。
    歯も治らない…。
    個性豊なデンタルクリニックのスタッフと、
    訪れる患者さんたちがそれぞれに抱えている、
    小さいけれど大切な秘密。
    都心の歯医者を舞台にした、ひと夏の青春小説。

  • 歯医者さんの職業小説というのか。
    歯医者は私も苦手でほとんど行ったことがないが、ちゃんと定期検診とか行かないとなぁと思った。
    推理小説的な要素や恋愛要素もあって面白かった。

  • 仕事観とミステリーと恋愛。
    読みやすくて、心がほっこりするような小説でした。
    どんな仕事も、目に見えること以上のことを見抜くことって必要で、そのためには自ら勉強することと相手のことを思いやる経験を積み重ねなければならない。そんな、社会人としての初心も思い出しました。

    気になって調べてみましたが、作者さん性別隠してらっしゃるんですね。個人的には、女性かな~という気持ちです。

  • シンデレラと歯?タイトルを見た時はまったく二つの単語が結びつかなかったけれど、読んで納得です。
    和菓子のアンの歯医者さんバージョン。
    職業版日常みすてりぃ。
    ほっこりできて、そして、改めて”言葉”の大切さ奥深さを感じた1冊でした。

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著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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