不正侵入

著者 :
  • 光文社
3.74
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本棚登録 : 89
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925284

作品紹介・あらすじ

警視庁組織犯罪対策部第四課の刑事・秋川恭介は、旧友の不審死をきっかけに権力の闇に踏み込んでいく。見え隠れする検察の影。事件をきっかけに失踪した友人の妻と、不可解な行動で捜査を混乱させる謎の青年。あらゆる捜査妨害を乗り越えて、秋川は友が語りえなかった真実に迫れるのか!?哀切なラストが胸を打つ、警察小説の最新傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 親友が不審な自殺を遂げ、その奥さんが行方不明になって
    それらを追っていくうちに大きな敵にぶち当たる警察小説。

    熱中するほどではないけどもなかなか面白かったです。

    タイトルはサーバにハッキングして犯罪情報を入手することから。

    タイトルからはもっと電子犯罪的なものを考えてたけど、
    意外と泥臭い刑事モノでした。

  • 2018_10_02-115

  • 辞めてからはどうするのかな。

  • 面白かった!ラストはいろいろ詰まってて、そうなるの?!ってところもあったけれど、楽しく読めた!!

  • 不正侵入という題名からしてもっとコンピューターネットワークを駆使して事件を解明していくようなストーリーかと思っていたが、それほどでも無かった。子供のために、また友人のために全力で悪を暴こうと懸命になった母親と刑事。話の展開としては、それほど引き込まれるようなストーリーではない。

  • 一刑事が、検察と総会屋の癒着を暴いていく。面白く読めたが、最後で少しスピード感が落ちた。

  • 面白かった。笹本作品の警察小説の中では、「越境捜査」シリーズがこれまでのお気に入りだったが、この作品もそれに並ぶくらいの満足度だった。

    旧友の自殺、その妻の失踪、暴力団によるネット賭博、少年の祖母撲殺事件、検察権力の裏に潜む闇、、、多種の事件が複雑に絡み合い、それを組織犯罪対策部第四課の刑事・秋川が、数々の捜査妨害、裏切りに遭いながらも徐々に紐解いてゆく。最後まで結末が読めず、終始ハラハラする展開を楽しめた。主人公の秋川をマル暴畑の刑事で且つハイ特捜査室に置いたところが、複雑な捜査過程を無理ないものに仕上げることに成功した要因かなと思った。

  • 解決部分になだれ込むところが秀逸!

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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