肉屏風の密室

著者 :
  • 光文社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926205

感想・レビュー・書評

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  • なんつータイトルか。そしてなんつー表紙か(T_T)
    どこにも書いてないけどシリーズものなんで借りました〜。
    巻頭作「黄鶏帖の名跡」でよいのに……
    だいたい作品中肉屏風を作るのは太めのお嬢さんたちなのよ?こんなすっきりとした美女じゃないって。
    それはさておきまだまだシリーズは続きそうな感じ。

    装幀・装画 / フクハラヒロシゲ
    初出 / 『GIALLO』2005年春号、夏号、2006年冬号、夏号、2007年夏・秋号

  • 森福都の中国時代劇。
    中国版推理小説『十八面の骰子』の続編。
    日本でいえば『水戸黄門』ですが、主役は十代にしか見えない青年医師で、その正体は朝廷の秘密捜査官を務める皇族。
    相棒の拳法家、護衛の武人、元軽業師の美女らも同行。
    最初は二人しかいなかったのが、『水戸黄門』みたく所帯が大きくなりましたねw
    前作と同じく五つの短編から成っていますが、前作で捕り逃した悪人の存在が全編通して現れます。
    主役の妻子の話がだいぶ詳らかになってきましたが、捕り逃した悪人がまだ捕まっていないので、おそらくまだまだシリーズは続くでしょうw

    「黄鶏帖の名跡」
    罪のない教養人たちを次々と捕らえ、何故かすぐに釈放する県知事の真意は?
    書の名品を巡る陰謀で、意外にも『三国志』の英雄・関羽や、名医・華佗が関わってきます。

    「蓬草塩の塑像」
    塩の産地で発生した殺人事件。
    何人もの養女を抱え、富豪に売り飛ばす楊婆を殺したのは誰か?
    塩の産地ならではのトリックを暴く。

    「肉屏風の密室」
    若い女たちを裸で侍らせる「肉屏風」の快楽に浸っていた変態知事が刺殺された!
    密室内での犯行は意外にも・・・
    「正道の剣」とは何か?

    「猩々緋の母斑」
    紅花の産地では、何故か歴代の県知事の在任期間が短命に終わる?
    新興宗教の教祖父娘が仕掛けたトリックは?
    前作からの因縁もつきまとう。
    「猩々緋」とは、伝説の怪物の血のような真っ赤な色の織物で、その作り方に意外な突破口。

    「楽遊原の剛風」
    唐王朝の古都・長安で消息を絶った恩師を捜す趙希舜の前に、宿敵の卑劣な謀略が立ちはだかる。
    大富豪が建てた巨塔には、驚愕の秘密が!
    因縁の宿敵を捕まえられるか?

    ニン、トン♪

  • “巡按御史”シリーズの2冊目。
    表題は他のでも良かったのでは・・・(苦笑)。
    ともあれ、佳境で終わってしまったので、早く続きを読みたいです。

  • 電車で読むにはちと恥ずかしい本。<br>
    つか、内容と表紙絵、合ってないし!!!<br>
    中身は、そんなに好きっくない感じ。<br>
    悪くはないんだろうけども。

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