日本ミステリー文学大賞新人賞 受賞作 クリーピー

著者 :
  • 光文社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334928087

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!!
    心理をテーマにした名書です。

  • 意外と面白かった。

    成りすまし連続殺人鬼の話。

    映画化されるので読んでみました。

    まず、人がいっぱい死ぬし、テンポがいいので全く飽きずに最後まで読めました。

    都合が良すぎる点はありますが、なかなかの秀作ではないかと思いますよ。

    結構オススメです。

  • 映画版も機会があれば見たい

  • 2016/5/10読了

  • 冒頭、中盤までの畳みかけるような展開、不気味さは非常に面白かった。
    だからこそ、中盤以降(特に手記)が出てきたあたりからの、いかにも「話をちゃんと収束させなくちゃ」感が残念でならない。

    自称西野の行動も、もちろん細かい部分はツッコミどころ満載ではあるが、物語に緊張感があるうちは許せた。
    が、中盤以降のグダグダ感の前には、「悪」の魅力も消え失せてしまい、非常に残念。

    主人公に近付く刑事の、一癖も二癖もある感じもとても良かったのに……
    もっと緊張感溢れる魅力的な作品になったと思うのだけど。
    「悪」全開の。
    構成の問題?

    それと、優秀な犯罪学者と学生が、フリーメールから来ているメールの送り主を怪しまないなんてあり得ないと思いますが……
    あのくだり(女学生とストーカー問題)はほぼ無用かと。
    なんだろ、やっぱり若い女性を出したいのかなあ、と思ってしまった^^;
    あの学生さん、死ぬことはなかったよね……可哀相。

  • 竹内結子さん好きということもあり、手に取った1冊。
    前川さんの小説はお初でしたが、サクサク読めていい感じ。
    話もテンポよく展開していき最後まで飽きさせない。
    他の本も読んでみたいと思わせる1冊でした。

  • 今度、映画化されるということで原作を読んでみました。隣人ミステリーというか家を支配する謎の人物を中心とした猟奇事件がベースとなっておりますが、現実にもこのような事件があってように記憶しておりますが、気持ちの良い展開ではありませんね。そういう点では気味の悪いというか気持ちの悪いという英語で「クリーピー」というタイトルはピッタリだと思いました。
    終盤までは、この謎の人物と主人公との対峙がミステリーとして面白かったのですが、終盤(オチ)が尻つぼみになってしまった感があり残念でしたね。
    映画では、そのオチの部分を原作とは違った形で修正するのか?しないのか?気になるところです。

  • 初めて読む作家だが、映画化されると知って読んでみた。誉田哲也のようにエログロの展開になるのかなと思っていたら、それ程でもなく、一人の悪人の追跡劇となったが、その悪は例のよってサイコパスのようで、悪事をするのにためらいがない。事件解決には更に10年を要する展開になるが、折角いい素人探偵的キャラクターを作っておきながらもったいない、シリーズ展開も可能なのに。映画の案内を見てみたら、肝腎のピアニストがいない、少し映画は心配かも。

  • 2016.01.06

  • 先が読めないゾッとする展開まさにクリーピー(身の毛もよだつような様)。映画化きっかけで読んだ。ラストはえってなったけど全体的にすごい面白かった。

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著者プロフィール

現在、関西学院大学理学部准教授・宗教主事。2010 年より日本聖公会京都教区ウイリアムス神学館非常勤講師。
著書『新約聖書解釈の手引き』(共著、日本キリスト教団出版局、2016 年)、『新約聖書の奇跡物語』(共著、リトン、2022 年)訳書E. ギューティング『新約聖書の「本文」とは何か』(新教出版社、2012 年)、R.カイザー『ヨハネ福音書入門―その象徴と孤高の思想』(教文館、2018 年)など。

「2023年 『今さら聞けない⁉︎キリスト教 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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