- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334928094
作品紹介・あらすじ
尽誠会巴組の組長・水谷優司の幼馴染み・神楽武雄が刺殺された。前夜、優司は本人から「しばらく横浜を離れる」と聞かされたばかりだった。事件の謎を追い始めた優司は、武雄がフィリピンの女性を妊娠させた日本人を恐喝していたことを知る。さらに、水谷家にホームステイしているフィリピン人留学生・シェリーの両親も三年前に殺されていることがわかって…。一連の事件につながりはあるのか。悲劇の裏には、いったいなにが-?第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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96着想もストーリーも面白く新人離れしている。その新人の部分が物語の流れとつながりがうまくいっていない原因と思う。登場人物や散りばめられた小さな物語が最後に収斂されるような作品に期待です。
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横浜が舞台。38才の家庭人たる任侠組長が主人公。読み物としては面白いが、登場人物が沢山いるために誰が誰だかわからなくなったのは残念。著者の川中氏(ペンネーム)は、中学のラグビー部の先輩。高校ではアイスホッケーをされていた。お元気そうで何より。
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文章力が少し足りないような気がしました。登場人物の設定もいまいちわかりにくかったのですが、単純で痛快な面白さはありました。
主人公はヤクザなのにとてもよい人ですね。 -
第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
期待した割にはイマイチだった・・・。 -
組長の水谷の幼馴染みである武雄が刺殺され・・・
一応、そこそこの謎解きではあるんだけれど、登場人物の設定に違和感がありまくり。ナントカ賞とかに期待しすぎるのは、もう止めよう。 -
第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。「茉莉花(まつりか)」とは花の名前でフィリピンの国花だとか。ストーリー的にはなかなかよくできているのですが、主人公の若いヤクザがあまりにもいい人過ぎて違和感ありまくりなのは残念。ありがちだけど、主人公を私立探偵に設定していた方が自然だったかも。
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(日本ミステリー文学大賞新人賞(2011/15回)
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内容以前の問題で文章がお粗末すぎる。
「後ろ手で坊主頭を抱える」って何?多分後頭部で手を組む状態を言いたいんだろうけど。
一重の着物って何?夏向けの着物は単衣です。
読む気を著しく殺がれた。
光文社の編集に責任があるだろう。
新人賞受賞作なんだから編集の校正を入れた上で改稿して上梓するべきだったと思う。