螺旋階段

著者 :
  • 光文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929718

感想・レビュー・書評

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  • 家族4人の人間模様、とても面白く読んだ。作家は政治の世界で失敗した人だが、どのような思いでこの小説を書いたのか興味が湧く

  • 家族、夫婦、生きがい、いろいろ考えさせられる小説でした。2日間で一気に読みました。

  • ノンフィクションは良かったけど、フィクションはかなりいまいち。狙いすぎ感あり。

  • 阿子島洋介。妻と2人の子供を持ち、中堅不動産会社の部長として働く54歳。子供も成長し、夫婦仲も仕事も順調、厄年も過ぎ、平穏な人生のはずだった彼に不幸が次々と押し寄せる。

    次男は警察から逃亡して行方不明、妻は不倫に不治の病、長男はヤク中、自身の担当するプロジェクトも予期せぬトラブルが入り、あげくに自宅が火事。これが喜劇なら不幸自慢を笑えるのだが。そんな厄災続きの人生を螺旋階段に例え、自分は上昇しているのだと納得する主人公の強さと、それを支える家族愛は感動的・・・だが、あまりに不幸すぎないか。

    ちなみに著者の山本譲司は元衆議院議員。詐欺罪で逮捕され、1年6ヶ月の刑務所生活の後、現在はライター、小説家に転身した。著者が自暴自棄にならなかったのは、阿子島と同様、家族の支えがあったからなんだろう。

  • 登場人物の気持ちの変化に
    ついていけませんでした。

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著者プロフィール

1962年生まれ、元衆議院議員。2000年に秘書給与詐取事件で逮捕、実刑判決を受け栃木県黒羽刑務所に服役。刑務所内での体験をもとに『獄窓記』(ポプラ社)、『累犯障害者』(新潮社)を著し、障害を持つ入所者の問題を社会に提起。NPO法人ライフサポートネットワーク理事長として現在も出所者の就労支援、講演などによる啓発に取り組む。2012年に『覚醒』(上下、光文社)で作家デビュー。近刊に『エンディングノート』(光文社)。

「2018年 『刑務所しか居場所がない人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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