- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929985
感想・レビュー・書評
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主人公・妙子。年齢は還暦少し前。
滋賀から東京へ、十年前に家出した夫を探しにやってくる。
そこで失くした財布を拾ってくれたのが、
滋賀県公認の宿泊施設である近江寮の責任者・安江。
そして、そこの食堂でまかないのお手伝いをしながら探すことになり…。
食堂とおばちゃん…。
もっとほんわかとしたお話を想像してました。
妙子の夫への深い愛情はわかるんですが、
そのために何度も堕胎していたという設定がどうも理解できなくて…。
(産婦人科にお勤めしているのにですよ。)
でも最後、よろめきながら玄関に向かう姿にはじーんとしました。
明るく前向きな安江がムードメーカー。
でもさすがにあのお料理は…(笑)
自分が生まれ育った土地の食べ物って、
やはり思い入れがあるんでしょうね。
丁字麩の酢味噌和え、気になります。
介護や終末医療もあって、少しシビアな内容でしたが、
食べることは生きること。
食べられる幸せに感謝しなくてはと思いました。 -
食堂というタイトルに惹かれて読み始めたが、読み進むうちに料理や食堂がメインではないことに気づく。タイトルの印象が強すぎたからなのか、物語の焦点がぼやけていってしまった。
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sg
ちょっと思ってたのとは違う。 -
東京に地方出身者のための寮がある、と聞いたことはあるけどその存在を確認したことはない。あるのかな?
土地勘がないところに出てきて食事の心配などしなくていいとなると安心できるよねぇ。
困ったときに、たまたま知り合った人が東京近江寮の人だったなんて、なるようになっているのね〜。自分が救われたから、というわけでもないだろうけど、他人にお返しができるとなるとそれに集中できて少しの間、悩みから開放されそう。
最終的には、やっぱりなるようになっている。 -
30~40ページで挫折、もう少し読めば話が進みそうだったけど、引き込まれず終了。
還暦前のおば様が、死んだと思っていた蒸発した旦那を探す話。
装丁とタイトルに惹かれて借りたけど、違ったみたい。 -
2016.10.5
出て行った旦那さんを一人で10年思い続ける。すごいなあ。設定にびっくり。
食べることの大切さ、食卓をみんなで囲むあたたかさ。一人で食べるごはんが美味しくないのはそういうことかも。 -
滋賀県の郷土料理は知りませんでしたが素朴で美味しそうです。
悲しくても辛くても食べることで自分を作っていけば明日につながる気になります。
10年くらいでは切れない縁もある…想い続けるって素敵です。 -
妙子さん安江さんヨシ子さん光成さん池花さん忍さん、、登場人物みんなのことが最後は好きになりました
滋賀出身者には嬉しい物語でした -
3.5
ああ、メルシーのラーメンが食べ...
ああ、メルシーのラーメンが食べたい!!
>マイスター、なんて素敵な~♪
>初山別のHPで見つけましたよ~可愛いお名前を。
MA……YUMEです。見つけちゃいましたか(笑)。
私自身もすっかり忘れていたので、未だに残っていることに感動しました。
>そういえば園子がこんなコートをきていたなぁと、こちらに返信しました。
あんなコートでしたね。それにランドセル背負って(笑)。
でもあのバッグ、どうしてあんなにランドセルみたいな形なんだろう。不思議ですね。
>小路幸也さん、好きなんですが、・・・なんですね。
>この本は遠慮することにします(#^^#)
小路さんは私には当たり外れがあるみたいです。
語り口がラノベっぽくて、私には入りにくいのかな……。
中村航だと大丈夫なんですけどね。