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- Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334976798
作品紹介・あらすじ
筆談を知り、心の自由を手にした仙台の詩人が紡ぐ「いのちの言葉」。朝日新聞、読売新聞はじめ各紙で紹介!野田首相が所信表明演説で引用した詩「花の冠」の作者による初の詩集。
感想・レビュー・書評
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いのち、生きているというただそのことへの、純粋な感謝や憧れや様々な想いが、ひしひしと伝わる。
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桂さんが19歳の時に書いた『きもちのこえ』を読んだとき、「彼女はいったいどうやって、言葉でここまで自分を表現するすべを身につけたのだろう?」と驚いたのを思い出す。この詩集のなかでも、「伝わる」喜びを獲得したときの飛び上がりたいような気持ちを、そのまま表した「かなう」「歓喜」が胸を打つ。
かなう
みんな みんな
うれしい
わたしの ゆめ
やっと かなった
かなう
はなし
はなし
歓喜
ぱん! とはじけた
ぱぱん! と跳ねた
体中の細胞が躍りだした
喜びはサイダーの泡
階段は三段とばし
空に一番近い場所までかけあがったら
両手をあげて
太陽に報告!
こんな歓喜があったなんて
私を全部声にして
ああ
なんてすばらしいできごと!
大越桂さんのブログ「積乱雲」
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