ニッポンのアホ! を叱る テレビ、新聞が垂れ流す「ニュースの嘘」を見抜け

著者 :
  • 光文社
3.48
  • (5)
  • (5)
  • (10)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 74
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334978709

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 気楽な読みもの

  • むずかしい。私が将来老人になったときに、自分よりも若者や日本の未来を優先できるんだろうか?誰もが人並みの生活を送るだけの牌はもう現代の日本にはないと思っている。非正規労働者は本人の怠慢ではなく、日本の雇用ひいては経済構造が生み出した問題であるなんて言えるのは私自身が正規労働者であるからだ。「正義」にかなった制度ってなんだろう。年金、生活保護、障害者支援についてもなんとなくこのまま続くように見せかけて政府のよいように少しずつ変えていくんだろうし。そうなったときには「暴走老人」になってしまうのかもしれない。
    中国についてかかれた章に出てきた「計画生育委員会」の話なんか聞いたこともなかった。国家が国民の基本的権利に介入できるという構図を維持しているとは。

  • 基本高橋陽一先生の論は好きなんだけど、年金に関しては辛坊さんの方がしっくり来るな。だけどじゃあどうすんだと言う気はする。

  • 特に目新しいものはなかった。
    現在の高齢者は年金が少ないと騒ぐが、実際はもらいすぎ、という話は理論的には理解できたが、高齢者が言ってるのはそういうことじゃない気がする。
    「年金はいらないから、今まで払った分の年金を返してほしいというが、今高齢者に支払われている年金は、彼らが過去に納めたお金ではなく、現在の若い世代が支払っている年金から出ている。彼らの払った年金はとっくに過去の高齢者のために使われてしまって、もうないのだ。そんな理屈も知らずによく言うわ」とか鬼の首取ったかのように言うけど、やっぱりそういうことじゃない気がする。
    あと、自分の書いた本の宣伝が多くていい加減うんざりした。
    なんだかすべてにおいて懐疑的な心境でしか読めなかった。

  • 『FLASH』で連載中の『辛坊治郎のニュース食い倒れ!』を加筆修正して単行本化。

    年金、政治、経済、事件社会、海外、病原菌などいろんな分野のニュースを辛坊流解説で『へぇーそうなんだ』。

  • 242頁:母親がこの病気(梅毒)の治療さえちゃんと受けていれば,健康に生まれてきたはずの赤ちゃんが重い障害を背負ってこの世に生を受けるわけですから,親の責任としても,子作り,出産の前に検査を受け,万一のときには適切な治療を受けるべきでしょう。
    ・辛坊治郎さん,この文章,わかりづらいです。

  • 昔ZIPでニュース解説をしていて、毎回楽しみに見ていた。白書とか会議録のようなあまり手を出したくないような資料でも果敢に取り組み、要点を拾い出し、優しく解説し、鋭い見識で提言する。語り口は平易で持ち味のユーモアがからむ。リベラルなんだけど、朝日新聞などは大嫌いだ。安保法案には賛成だが、原子力発電再開には反対というニューリベラルだと思う。そのあたりに民意もあると思うのだがどうだろう。ちょっと持ち上げ過ぎでしょうか。
    これょ週刊誌で連載してるというのもスゴイ。どこにそんな時間があるのだろうかと思う。
    年金のマクロ経済スライドとは、年金支給額を物価と連動するようにして上がったときに少しさっぴいて上げる方法。政府が物価上昇にこだわった理由の一つはここにあるのかもしれない。
    食料自給率はカロリーベースで出るので、例えばこんにゃくなどいくらつくってもゼロ。自給率を低く出して公共投資を増やそうとする策略である。安保法案は憲法改正が困難な日本にとって「緊急避難」的法律。大卒平均賃金は日本より韓国の方が高い。など。

  • 辛坊さんの「ズーム」、PODCASTでいつも聴いてます。
    それが1冊の本になった感じ。
    聴いた話も有りますし、初めて読む話も有ります。
    総じてとても判り易い。
    こういうのを読むと一通り判ったような気分になってしまうのが私の悪い癖なんですけど。
    まあ世の中の問題点をざっくり一掴み説明してくれるだけでも有りがたいです。

  • 20160708

    このところ辛坊さんの新刊は全て読んでいるが、本作も、

    へー、そうなんだ。

    と思える内容が多かった。
    ゴーストライターを使わずに、本人が書いているから言いたい事が分かりやすくて読みやすかった。
    次回作が楽しみ。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1956 年大阪府出身。早稲田大学法学部卒業後、讀賣テレビ放送に入社。プロデューサー・報道局解説委員長等を歴任し、現在は大阪綜合研究所代表。
「そこまで言って委員会NP」「ウェークアップ!ぷらす」「朝生ワイドす・またん!」「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」などのテレビ・ラジオ番組で活躍。近著に『風のことは風に問え―太平洋往復横断記』(扶桑社)、『日本再生への羅針盤~この国の「ウイルス」を撲滅するにはどうしたらいいのか?』(光文社)などがある。

「2022年 『この国は歪んだニュースに溢れている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辛坊治郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×