サキ―無口になったアン夫人 (バベルの図書館)

  • 国書刊行会
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336025579

感想・レビュー・書評

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  • サキの「ゲイブリエル・アーネスト」は、昔「おおかみ男」で読んだ。タイトルで内容をネタバレしている。

  • 軽妙な語り口に加えて、チクリとした皮肉が効いている。話の筋立ては分かりやすいし、サラッと読んで楽しめるところがいい。

    子供の意地悪さや残酷さが出ている「納戸部屋」「スレドニ・ヴァシュター」その後を考えるとゾッとする結末の「邪魔立てするもの」が特に好みでした。

  • ブラックユーモアなお話揃い。
    読んだ後ちょっと『あぁぁ』と凹む内容もあったり、全体的にハッピーエンドではないですが、最後の最後で衝撃的な終わり方で楽しめました。
    どれも短編なので読みやすかったのも良い!

  • サキを図書館で物色していて、バベルの図書館?と思いながら書庫から出してもらったら、面白い版型で驚きました。ショートストーリーの名手として有名ですが、サキのオチは本当にブラックで、いや、ブラックを超えて残酷で怖かったりします。一話目の表題作のラストでいきなり頭が真っ白になり、ああ、サキってこうだった、とあっという間に世界に取り込まれました。初読の話が多く楽しめました。好み、というか長く心に残りそうなのは「納戸部屋」「ゲイブリエル−アーネスト」「あけたままの窓」「スレドニ・ヴァシュター」「邪魔立てするもの」

  • 第2冊/全30冊

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著者プロフィール

Saki.
1870 - 1916.
作家・ジャーナリスト。
本名はヘクター・ヒュー・マンロー(Hector Hugh Munro)。
インド帝国警察に勤務したのち、ジャーナリストとして活躍。
そのかたわら数多くの短篇小説を執筆し、
短篇の名手と称される。第一次世界大戦時に軍に志願し、
フランスにおいて絶命。
近年の邦訳に
『サキの思い出 評伝と短篇』
(エセル・M・マンロー、ロセイ・レイノルズ、サキ 著、
花輪涼子 訳、彩流社、2017年)、
『四角い卵  白水Uブックス』(和爾桃子訳、白水社、2017年)、
『平和の玩具  白水Uブックス』
(和爾桃子訳、白水社、2017年)、
『けだものと超けだもの 白水Uブックス』
(和爾桃子訳、白水社、2016年)、
『クローヴィス物語 白水Uブックス』
(和爾桃子訳、白水社、2015年)、
『ウィリアムが来た時』(深町悟訳、国書刊行会、2019年6月)、
『サキ短編 『スキャンダルの行方』 Kindle』
(サキ全訳プロジェクト訳、Amazon Services International,
Inc.、2019年)、
『サキ短編 『ビザンチン風オムレツ』』
(サキ全訳プロジェクト訳、Amazon Services
International,Inc.、2017年)、
『サキ短編 『ラプロシュカの魂』『困った雄牛』』
(サキ全訳プロジェクト訳、Amazon Services
International,Inc.、2017年)ほか。



「2019年 『鼻持ちならぬバシントン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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