本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336047373
感想・レビュー・書評
-
高橋源一郎のやりそうな、ガチャガチャと詰め込まれた宝石箱のように、言葉をフィクションの中で論理立てずに放り繋げた感覚。挿絵などからするに、一種のLSD芸術の感がある。ディテールが自己満足の仕掛けになっており、ピタリと感性が合う読み手か、相当ゆっくり読む読み手しか気付かないギミックに溢れている。だから、人によっては、難解な感じもすれば、消化不良にもなるだろう。自分は、実はこうしたやり方は苦手なので、正直言うとキツかった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
★2.5。良かったところは無意識世界に潜入していく場面をイラストで表現していること。色々なイメージが喚起されてグッと引き込まれた。恐怖を感じるのに文章よりも効果的だと思った。悪い点は登場人物達の会話がまだるっこしく、がラノベみたいな安っぽいしゃべり方をするとこ。海外作家ものを読んでる感じがしない。特にインド人警視が軟弱な執事みたいな話し方で萎える。あと惨劇がみんな事後で、ゴーレムが暴れるシーンがないこと。