- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784336047755
感想・レビュー・書評
-
本作も読みごたえ抜群の長編です。
結婚を考えている2組の男女に、秘密の会合の場を設けたい海運王…それぞれの思惑がバーティーを巻き込んでこれでもかと翻弄する様に笑っちゃいます。
冒頭、アガサ伯母さんの登場人物紹介で吹き出してしまいました。
曰く「ワレ壜を食い破り有刺鉄線を身にまとう、バーティーの恐るべき伯母さん」。
いや、モンスターじゃん…。
久しぶりに登場したボーイスカウトのエドウィンの活躍っぷりが凄まじかったです。
一日一善を実践すべく日々よいことをやってるつもりが、わざとやってるのかと思うほど周囲に迷惑かけてるのです。
バーティー曰く「奴がたまたま機能開始した場所はすみやかに人と獣の双方にとって完全なる地獄と化するのである」。
ウッドハウス作品に登場する悪ガキたち、見てる分には楽しいけれど、身近にいたら厄介だなぁ…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バーティってたぶん文章作成に関してはバカじゃないと思うぞ。サイコーですね。もうこの調子でドンドン突っ走って欲しいと思います。
-
相変わらず他人の結婚問題の世話を焼きつつ、自分の問題も解決しなければならず……という展開で安定の面白さだった
-
今回のも面白かった。
-
コレクション第7弾。船乗りシンドバッドの仮装とな…!
-
家以外で読めない。
笑いすぎて怪しい人になれる。 -
いつも通りのバーティとジーヴス。だけど、あとがきを読むとしんみり。
-
お馴染みジーヴスものの長編。仮面舞踏会の場を想像するとおかしい。でもやっぱりこのシリーズは短編の方が好きだな。
-
再読。というかまた図書館で間違えて借りた。
パーシー伯父にノビー&ボコの婚約を認めさせると共に、自分とフローレンスの婚約を回避したいバーティの奮闘。一日一善のボーイスカウト、エドウィンの暴走が凄まじい。
後書きには、著者の捕虜時代のラジオ出演とその後のバッシングについてが詳しく書かれている。
よし、これでもう間違えて借りないぞ!
(その後、購入。)