電話がなっている (ニューファンタジー 3)

著者 :
  • 国土社
3.18
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本棚登録 : 46
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784337139039

感想・レビュー・書評

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  • 悩んでいる小中学生(受験生が多い)を主人公にした短篇集。
    暗いトーンの寓話。
    悩んでいる中学生(悩まない中学生なんているのか?)が読めば共感できるかもしれないが、引いてしまう子の方が多いかもしれない。
    表題作である「電話がなっている」のラストは衝撃的。ただし唐突。

  • しばらく前に読了。川島さんをいくつか読もうと思って借りたもの。
    短篇集。煮え切らない感じの終わり方にけっこう色があって、これが川島さんの基本色なのかなと思う。切迫感と、不安と、恐れ。抗いと、どこまでいってもつきまとう敗北感。負の肌触りが、からだの奥に静かに溜る。いやぁな感じを呼び覚ますけれど、それを切って捨ててしまうと、一緒に何かを見失ってしまう気がする。
    前に読んだ「ゲキトツ!」は、ちょっと手抜きな感があって拍子抜けしたのだけど、これはけっこう、好き。

  • 電話がなっている

  • 人生で

    もっとも衝撃を受けた作品。

  • あたらしい
    怖いけど
    リアル

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著者プロフィール

川島誠 東京都出身。京都大学文学部アメリカ文学科卒。「電話がなっている」でデビュー。子どもから大人への端境期にある少年少女の生と性を見つめ、鋭く描く才能をもつ。初めて思春期の少年の青春を書いた「800」は各誌で絶賛され、映画化された。著書に「ロッカーズ」「

「2005年 『夏のこどもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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