タミーと魔法のことば

著者 : 野田道子

• 小峰書店 (2020年5月25日発売)

作品紹介・あらすじ

タミーは、小学３年生の女の子。去年弟が生まれ、お父さんもお母さんも弟だけかわいがるのがおもしろくありません。９歳の誕生日に、タミーは古道具屋で赤いトランクを手に入れます。じつはそのトランクには不思議な力があり、タミーはマジシャンのいる不思議な世界に引き寄せられてしまいます。そこでの不思議な体験を通して、タミーはちょっぴり大人になりました。「ありがとう」ということばの大切さも知ったのです。

感想・レビュー・書評

[ina-libさんの感想 · 2020年9月2日]

弟が生まれてから、弟ばかりかわいがられているのがさびしく、面白くないタミー。偶然通りかかった古道具屋さんで見つけた古いトランクになぜか一目ぼれし、９歳のお誕生日プレゼントにこのトランクを買ってもらいます。行方不明の人気マジシャンのものだったという、このトランクを手に入れたことからタミーの不思議な冒険が始まります。トランクから現れた、自分は元インドのマジシャンだと名乗る黄色い鉛筆ドンガエとともに、迷い込んだ世界でタミーが見つけた「魔法のことば」とは…。

[たまネコ♪さんの感想 · 2020年7月11日]

赤いトランクに導かれマジックの世界へ。「ありがとう」ってしあわせの呪文。それを言う人も言われた人もしあわせになれる。