- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784343007452
作品紹介・あらすじ
不世出の切り絵作家が、モノクロの世界で刻む港町の光と影、香り立つ大人の匂い。神戸新聞連載「新神戸の残り香」に、同時期の作品を加えた62点の切り絵とエッセイ、未発表切り絵、年譜を収録。
感想・レビュー・書評
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『神戸の残り香』という本のことを知ったのは、元町のとある洋食店を訪れたときのことであった。調理カウンターのところに飾ってあった切り絵のことを訪ねたところ、店の奥様から作者のことと、本のことを教えていただいたのだ。残念ながら、その洋食屋さんはどちらの本の中にも紹介されていないが、お気に入りの店だったので切り絵にしてくれたのであろう。
懐かしい場所も載せられていて、思わず当時のことを思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんというのか神戸に対する愛着心が深くなります。
生まれ故郷、育った場所、働いた場所…何らかの形で神戸に所縁のある方にはオススメです!
切り絵の風情がまたいいのです。
作者さんが二年前に急逝されたのがほんとに残念です。合掌。 -
成田さんの版画作品集「神戸の残り香」の2作目。
もう亡くなってしまわれたので、これが最後でもある。
1作目がとても気に入ったので、今作もやっぱり気に入った。
つくづく残念。 -
閉店直前の海文堂書店で購入。
古き良き時代の神戸の街と人。懐かしくもあり、新しくもあり。
この本の中に海文堂書店の店内と、今月天寿を全うされた伝説の教師と呼ばれた橋本武さんが収録されていることが感慨深い。