- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012783
感想・レビュー・書評
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#2605-114-367
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作家というより1人の人間としての、小川洋子さんの魅力が伝わってくる一冊です。
李昂さんとの対話の中では、とても表現力豊かに李昂さんの作品を分析する批評家の側面も垣間見え、「さすがこの国でも指折りの作家だ」と圧倒されましたが、佐野元春さんとの対話では完全にただのいちファンであり、江夏豊さんとの対話では筋金入りの阪神タイガースファンの姿も見ることができて、その人となりにとても親しみを感じました。
博士の愛した数式もずいぶん昔に読みましたが、久しぶりにまた読みたくなりました。 -
”対談”ではなく、あくまで”対話”
お呼ばれされてるメンバーがまた凄い
良くも悪くも”小川洋子”って感じだ… -
佐野さん、五木さんとの対談がお気に入り。文学とはなにか。自分はどう生きていくか。
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岸本さんとの対談がすごく好きだった。エッセイ買おう…
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色んなジャンルの方との対談。小川さんの「相手の言葉に対応する能力の高さ」を感じました。小川さんの見ているポイント、すごく好きだなぁ。個人的には田辺さん、岸本さん、佐野さん、江夏さんとの対談が面白かった。田辺さんとは同じ女流作家としての共感や尊敬の念がよく表れていて、岸本さんは翻訳家として言葉をどう紡ぐかという話が個人的にとても興味深かった。佐野さん・江夏さんに関しては、お二方の言葉自体にも惹かれたのですが、それ以上に小川さんのテンションの高さが伝わってきて幸せな気分になりました。微笑ましいです。
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少々刺激感が不足しているような。
特に作家同士の対話については、お互いを誉める領域から踏み込めず、様子を伺ったまま終了、という感じがしてならない。
その点、全くジャンルの違う江夏(文藝春秋で読んだなぁ)・清水との対話は単純に作家の異世界への興味(ミーハー気分?)全開で面白かった。 -
たまに、ストンと落ちるというか。
言葉になってない考えを、時々形にしてくれる言葉の数々でした。 -
図書館。
大当たりだった。これ、文庫も買おう。
レインツリーの国、の関西弁はなんかだめだったのに
確かに田辺聖子の小説はすっと入ってくる。この違いはなんなんだろう。
江夏との対談も「博士の~」ファンとしてはたまらない。