- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344018273
感想・レビュー・書評
-
社内でリーダーとしての役割が求められる今日この頃、
まず手に取って読んでみた本。
僕は何でも小説から入るのです、読みやすいので。
この本は、リーダー職に抜擢された主人公が、
メンターのおっさん(ちなみに女性)のアドバイスを受けながら、
個性あふれるメンバーと共に成長していく物語。
初めの頃はメンバーの信頼もなく、
負のスパイラルに陥っているのを
メンバーを「承認」することで、少しずつ関係を修復していき、
最終的には結果も残すというありきたりなストーリーです。
(よくあることですが、こういう本に
ストーリー性を求めてはいけません。)
しかしながら、中身はとても真っ当で、
リーダーとしての心構えや、メンバーに対する接し方など、
学ぶべき事項がたくさんありました。
メンバーのマネジメントで困っている人や、
「最近の若い者は…」と思っている人は、
読んでみると学びがたくさんあるかもしれません。
これから少しずつリーダーシップ系の本を
読み進めていこうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
激オススメ本です!
友人から薦められて読みましたが、まさに僕がいまぶつかって勉強していることが如実に出ています。
メンバーとリーダーの役割の違い、線で承認、ありのままを承認、安心して仕事できることで成果を引き出せる、もろもろ、
別途手帳にメモったところが20箇所以上。
図書館で借りたけど、是非とも購入しよう!間違いナシです! -
リーダー初心者が師匠であるおっさんからアドバイスをもらいながら成長していく。このやりとりが軽快かつ的を得ていて非常にわかりやすい。間違いなく買ってよかった本。
-
念願のチーム長に昇格した池田毅一(キイチ)。管理職ではないけれど、リーダーとしてプロジェクトチームをまとめる、後輩を指導する彼が「承認力、相手の成長や成果を認めること、(ありのままの)存在を受け容れるひとこと、」を通じてチームを創っていく話。メモ(1)聴くことこそ最大の承認。進捗をよく聴くこと(2)信じる力。メンバー各々に成果を出すまで個性がある。途中の成長(線)も承認する。(3)とんがりを組み合わせられるひとがすごいリーダー(4)承認はタイミング、具体的であること、嘘が無いこと、が大事(5)どこに転勤使用が自分の存在を自分が受け容れてなああかんで。自分に誇りを持って仕事をしていきや。
-
初めてリーダーになった人がおちいりやすいケースから、主人公が成長して行き、自立したリーダーになるまでをビジネス小説形式で、展開して行く。
単なる小説ではなく、リーダーとしての大切なコトがわかりやすく書かれているので、こちらもはじめてチームのリーダーになった人にはおススメ。
リーダーシップスタイルとしては、今の時代にあったメンバーを支えるスタイルの「サーバントリーダーシップ」の本。 -
水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」を思い出しました。一見ダメなメンター、しかもメンターは大阪弁です。アホ、アホといいながら鋭い指導をしていきます。
このものがたりのように、チームがひとになって目標を達成し、最後には感動し全員で泣ける。このような職場、最高です。わたしが今いる職場がそうであるかというと、風通しは悪くないですが、一丸となってやっているという感じはありません。
例えば、通期で売り上げ10億という目標をあげられても、営業戦略は本社からのいいなりになっているところがあります。数値目標として10億があげられたら、どうすれば10億を達成できるかの戦略は実際の現場で決めるほうがいいと思います。そのほうがチーム一丸となって、目標に向かうことができるように感じます。達成できたときの感動も味わえるように思います。
また、わたしは仕事なんかは機械にさせればいいと考えています。ひとは遊びをすればいいと思っています。機械に遊び心はありませんし、他の野生動物にもほとんど遊び心はありません。ひとだけが楽しんで、ものごとをする遊び心を持っていると思います。仕事も遊び心を持って楽しみながらすると、仕事が遊びに変化すると考えます。
ただ、仕事を遊びに変化させるためには、人にいわれてやるのでは遊びに変化することはありません。自ら企画し、自ら動かなければ、遊ぶことはできません。おもしろくないこと、達成感がないこと、最終的に感動できないことは仕事です。そんなことはひとがやることではありません。
ひとは仕事なんかしなくていいのです。 -
積読してた本だったんだけど、借りてた本が切れたのでやっと読めました。
会社では色々な立場があって自分にも役立ちそうなことがかなり書いてありました。
もう2、3度読み直してみても良いかなって思わせる作品でした。 -
だいたい書いてあることやストーリーは想像できたのだけど、思った以上に楽しく読めた。途中からはなるほどな、と思えることやちょっと予想しなかったストーリー展開もあったのがよかったのだと思う。リーダーが成長することと、リーダーを成長させるオッサンと、両面がまた良い。
-
人は感情で動いている。感情を抜きにするのではなく、相手の感情にも自分の感情にも敏感になる。
①言葉にして見ていること、認めていることを相手に伝える。
・人は自分を認めてくれる人と話したい。話されないのは相手が認められていると感じていないから。
・こちらの要望だけ伝えていては、思い通りに動かそうとする傲慢さしか伝わらない。
・利用しようではなく、受け入れられることを目指す。まずは人のために自分がいる。
・見ていると伝えるには挨拶だけでなく、追加の一言。
②人は感情で動いているから、感情に敏感になる。
・能力があっても感情がなければ、動かない。誰もが感情をコントロールできるわけではない。
・言葉ではなく、言葉に乗った思いを観察してつかむ。
③自分の気持ちを内省し、言葉にする。
・表面上の言葉では伝わらない。一言を伝えないと、本当に言っていると思われない。
・相手の感情に敏感になるために、自分の感情にも敏感になる。
・相手に分かってもらうのを期待するのではなく、分かってもらえるように自分の感情を話す。
・やってほしいことは明確に要望する。
④何もできなければ、関心を持つ。
・全ての能力を上回るのは無理。短所は長所。
・何もできなくても聴く、関心を持つことはできる。関心を持てば、わずかでもできることが見えてくる。
・チームがうまくいくなら、できないことを見せても良い。 -
自分に向いているビジネス書のスタイルが分かった。
ストーリー仕立てになっていて、エッセンスが散りばめられているスタイル。
そしてこの本がまさにそれ。