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- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344019867
感想・レビュー・書評
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吉原物でよく書かれる、足抜け・心中物。
だけど、視点は心中の当人たち、お七と平太ではなくて、当人たちを吉原に売った人買いの男・弥平。
彼自身も幼い頃に江戸に売られてき、自身も人買いとなり莫大な富と裏社会の地位を得た。
そんな男の葛藤や、心中後の男女の行く末などを描いていて、これまで読んだことのないような吉原物です。
何か事件が起こるわけじゃない。
足抜け心中が日常にある、闇を内包したじっとりとした江戸の世界を堪能しました。詳細をみるコメント0件をすべて表示