キミは知らない

著者 :
  • 幻冬舎
3.27
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本棚登録 : 589
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019881

感想・レビュー・書評

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  • ぱっとしない(外見)、やぼったい(服装)、つまらない(トーク)と
    女子高生一般には酷評されているけれど、
    亡き父の著書をおもしろいと評価し、図書室の片隅で
    古代史の薀蓄を穏やかに語ってくれた先生。

    突然姿を消したその先生を、割り切れない想いを胸に
    頼りない糸を辿るように追いかけて、やっと見つけたと思ったら。。。

    先生は、怪しげな店の中、俺様ムード満載で
    美女を何人も侍らせるイケメンに変貌していた!

    という冒頭部分から、父の死の謎を追いながら
    憧れの先生、美男揃いのその友人達、
    厳つい風貌ながらも温かいSP風の三人組との交流や
    拉致されたお屋敷でのシンデレラもびっくりのお嬢様扱い、
    巫女の血筋を巡る争いの果てのカーチェイス、銃撃、
    神事の森を抜けての逃亡劇と

    帯の「超巻き込まれ型、ドラマチックミステリー!!」そのままに
    ホラーハウスの中を、ちょっと和風のジェットコースターに乗って
    走り抜けるような、ハラハラドキドキの物語。

    少女が憧れる要素がぎゅ~っと詰め込まれているので
    夏休みの一日などに、一気読みするのがオススメの1冊です。

    • まろんさん
      ヒロインを拉致する、SP風の三人組がいいのよ~!
      強面だけど、実は人情味あふれてて♪

      えいっ!と発散しちゃいたい時に読むと効果バツグンよ(...
      ヒロインを拉致する、SP風の三人組がいいのよ~!
      強面だけど、実は人情味あふれてて♪

      えいっ!と発散しちゃいたい時に読むと効果バツグンよ(*'-')フフ♪
      2012/07/01
    • 円軌道の外さん

      あはははは(笑)
      なんか漫画的だけど、
      とんでもなく
      面白そうな小説ですね〜(^O^)

      この方の小説は
      まだ読んだことが...

      あはははは(笑)
      なんか漫画的だけど、
      とんでもなく
      面白そうな小説ですね〜(^O^)

      この方の小説は
      まだ読んだことがないんで
      チェックしときます♪


      読みやすい感じですか?

      2012/07/04
    • まろんさん
      円軌道の外さん☆

      大崎梢さんは、書店にお勤めされてた方なので
      書店を舞台にした「成風堂シリーズ」のほうが有名かもしれませんね。
      書店シリー...
      円軌道の外さん☆

      大崎梢さんは、書店にお勤めされてた方なので
      書店を舞台にした「成風堂シリーズ」のほうが有名かもしれませんね。
      書店シリーズは、やはり経験を生かして
      とても丁寧に描かれている印象ですが
      この「キミは知らない」は
      このまま少女漫画にできるくらいの疾走感で
      あっという間に読めちゃいます♪
      2012/07/05
  • 帯には"超巻き込まれ型ミステリ"と書かれているけれど、ある意味"超飛び込み型"でもあるような(笑)
    装丁に惹かれ手に取った作品でしたが、神事や巫女、血族の因縁や因習といった私好みのキーワードが散りばめられていて面白かったです。
    目まぐるしく登場する人々や、二転三転する展開。
    誰が敵で誰が味方なのか。
    よくよく振り返ると突っ込みどころの多い作品ではあるのですが、清々しいラストで読後感も悪くないので良しとする。
    志麻さんと、浅草佃島深川の3人組が好きです。

  • 大崎作品の中では『スノーフレーク』と似た雰囲気だなぁと感じた。うーん、なんか微妙。『スノーフレーク』も展開が唐突な感じがしたけど、これも次から次へと場面や敵が切り替わってあれよあれよという間に結末まで行ってしまった感じ。最後はベタベタな終わり方だけど寧ろなんか良い。大崎さんは成風堂シリーズやひつじくんシリーズのような日常ミステリーの方が良さが出る感じ。2012/291

  • 展開が速く、続きが気になって仕方ない。一気に読んでしまった。

    誰が味方なのー、とはらはらしながら楽しみました

  • 突然実家に帰った先生の住所と幼い頃亡くした父の手帳にある住所が同じ!?女子高生の悠奈は日帰りの予定でそこへ行ってみることに…もぉそこからは謎だらけ(゜〇゜;)?????悠奈は自宅へ帰りたいのに帰れず、誰が敵か味方かもわからず、先が気になるしドキドキハラハラ!父の死の謎、なぜ悠奈が追いかけられるのか、真相が解ったとき「えーッ!?本当に?」と思った(^^;)しかも悠奈の母は知っていたという(--;)話にグイグイ引き込まれて面白かった(^^)♪

  • 相関図がほしくなるほど、登場人物が多かった。
    「かがみのもり」に似て先生と生徒が厄介事に巻き込まれる話。

  • 豪奢なお屋敷が出てきたかと思えば登場人物も怪しげ。
    ちょっと懐かしの横溝正史作品をポップにしたような。
    現代のお話にしては設定についていけない部分もあったけど
    そこは大崎梢の筆力でカバー。
    一気に読めるミステリでした。

  • 女子高生の悠奈は小さい頃に父親をなくし、母親と住んでいます。学校に非常勤講師としてやってきた先生にほのかな想いを寄せていて、父親の死と先生に共通点を見出し、突然やめてしまった先生を追いかけて事件に巻き込まれます。
    あり得ない展開と誰が味方で敵なのか分からない状況にハラハラドキドキさせられました。イケメンがたくさん出てきます(笑)

  • 先が気になり読み進めるのが楽しかったです。

  • 序盤から何かに引き込まれるように読み続ける
    ストーリーがシンプルでわかりやすい
    ところが ミステリー系の内容になるに従い
    登場人物が入り混じり 展開が目まぐるしく
    読み手を混乱させる
    短く1冊にまとまらず ゆっくり丁寧に
    長編になった方が面白いのでは?
    ふと思った

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著者プロフィール

大崎梢
東京都生まれ。書店勤務を経て、二〇〇六年『配達あかずきん』でデビュー。主な著書に『片耳うさぎ』『夏のくじら』『スノーフレーク』『プリティが多すぎる』『クローバー・レイン』『めぐりんと私。』『バスクル新宿』など。また編著書に『大崎梢リクエスト! 本屋さんのアンソロジー』がある。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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