リターン

著者 : 五十嵐貴久

• 幻冬舎 (2013年6月27日発売)

感想・レビュー・書評

[itasakashitaさんの感想 · 2013年8月8日]

　”リカ”の続編。こわい、気持ち悪い。ストーカーの女が殺してしまった自分の相手に代わり、次のターゲットを狙う。手足切断とか、目鼻耳をそぎ落とすとか、想像しただけで卒倒しそうになる。そういった場面以外はスムーズに読めたけど。やっぱりこわい。　”リカ”は読んだっけかな？　読んでなくても、読みたいとは思わない。目の病気以降初めて読んだ作品。短い文章で書かれているので読むのは苦にならなかった。

[kuratti0116さんの感想 · 2013年8月6日]

10年ぶりの狂ったストーカーvsコールドケース捜査班。少しグロテスクな描写あり。
徐々に両者が接近していく様子が臨場感があってよいです、というか怖いです。

[tuppenceさんの感想 · 2013年8月1日]

こ、怖かった～。

実は、ミステリ読みの私としては、リカの事件と見せて真犯人は
別にいるのじゃ、とか思いながら読んでしまった。

それにしても、あのラスト、リカがあの人に憑りついたみたいで、、、

[kyoyamaさんの感想 · 2013年7月24日]

リカの続編。おー怖っ。なんか山田悠介さんの本みたい。五十嵐さんのは恋愛モノが好きです。

[wantyou0224さんの感想 · 2013年7月14日]

王様のブランチでこの本が紹介されており、興味を持ったため購入した。

スピード感があり、ページを進む手が止まらず、一気に読み終えてしまった。

読んだ感想として、愛とは何かというものを考えさせられた。

愛とは、男女が相互に相手を慕うものだが、この本のキーパーソンであるリカは愛を一方的に押し付け愛する人を自分の想うようにしようとする。

それ故に偏った愛情を持つリカという
異常者のとる行動に鳥肌する場面が何度もあった。

また、リカを追い詰めていく主人公たちの気持ちに自分を重ねやすくストーリーにのめり込むことができた。

すごくゾクゾクして想像心が掻き立てられた点が個人的には良かった。

また、最後の締め方が、タイトルとリンクしていてスッキリした締め方だった。

だが、最後に展開を容易に予測できてしまう点があったため星を一つマイナスさせていただいた。

しかし、完成度が高い良い作品だった。

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子　爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」