ギフテッド

著者 :
  • 幻冬舎
3.54
  • (41)
  • (137)
  • (132)
  • (22)
  • (7)
本棚登録 : 805
感想 : 142
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344026209

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読了【ギフテッド】山田宗樹著。おもしれ〜。体内に新たな臓器を持って生まれてくる新種の人間。それに嫉妬し化け物扱いする差別の構造。異質な物や新しい物が受け入れられない古い体質にしがみついてる無様な様子が印象的だった。著者の作品はデビュー作から外れなし♪

  • さくさく読める作品が多い中、珍しく読み進めるのに時間がかかった。

    地球へ、もそうだったけど
    進化して世の中に適応していく新種、とりのこされていく在来種、うまく折り合いつけて共存できたらいいのになー

  • ギフテッドと呼ばれる、新しいぞうきかと能力を持つ子供たちが生まれ始めた世界。今までの人類にない能力を持つため、羨望や嫉妬の入り交じった空気がやがて、恐怖から排除にむかう。
    ラストは残念。

  • 面白かった。一気読み。

  • かなり久々に読んだぞ、山田宗樹。差別の構造が赤裸々に書かれててちょっと辛かったけど…終わり方が悲し過ぎなくてよかった。

  • 展開が早くて、先が気になるし中弛みせずずんずん読めた。主観的記述が主だからか、映像が鮮明に浮かんできて読みやすい。絶妙なスピードで視点から視点にパスされる前半の章立てが引き込まれる。
    超能力を授かった新人類と旧人類の共存を巡る混乱と奮闘、と端折ってみるとそんなに目新しくない設定。
    実際読んでみると新臓器の機能、能力の覚醒、その存在の意味と価値について、ギフテッド本人たちが戸惑いながら未知を受け入れ、手探りで答えを見出そうとする現実的な展開が新鮮。
    自身の未知な特殊性に戸惑うギフテッドが、若き日に得た仲間達の絆が眩しい。
    未知の臓器が本領を発揮し、既成社会への不適合性が顕著化、その存在の特殊・驚異性を強めても尚、既成社会の常識や価値観で思考し情動する彼らが切なく愛しいと思う。特殊な存在としての主人公たちの、「普通の人間」性が作品を魅力的にしているような。
    魅力的なキャラクターたちの奮闘に引き込まれ、ハラハラしながら応援しただけに、最後の落としどころには物足りなさが残ったなぁ。
    音信不通の仲間や、アルフレッド(だっけ?)がもっと活きてくるかと思ったけど・・・どちらもあっさり。村やんと颯斗が消失して爽やかエンド、になるなら、アルフレッドのラスボス感は一体なんだったのか・・・
    面白かっただけに、もっともっと最後に唸らせられたかった!

  • 12月31日
    面白かったけど最後はちょっと。
    不完全燃焼のようでもあり想像を掻き立てられるようでもあり。

  • 読んで良かった。少しだけ泣いたし、大いにも泣いた。いろいろ得心できないけど、特に結末、一息に読み切れたし、楽しかったと思う。

  • 面白かったです!
    山田さんは「未知の臓器」「超能力」などのSFネタに政治や憲法、警察など国のシステムにも絡めてリアルさを出してくるところが好きです。
    派手なサイキックバトルになりそうでならない、そういう安易な展開で盛り上げないところも渋くて良い。
    (見たかったけどネ)

  • 図書館で借りた本。
    ある時期より、今までに無かった臓器を持って生まれた子どもが世界中で誕生していた。彼らを「ギフテッド」と呼び、この臓器がどういう作用があって、何のために持って生まれてきたのか、調査が始まっていた。
    やがて、ギフテッド達は覚醒すると超能力が使えるようになることが分かり、この能力によって人間を瞬時に粉砕する事件が発生し、非ギフテッド達は恐怖を覚え、ギフテッドに対するさらなる迫害が始まる。

全142件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田宗樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×