- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344026292
感想・レビュー・書評
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斉藤和義を久々に聴いた〜
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短編でそれぞれ出てくる登場人物がそれぞれ繋がる場面が心地よい。
短編もそれぞれ読みやすくどんな人でも楽しめると感じた。 -
伊坂幸太郎さんの恋愛小説新鮮だわぁとワクワクしつつ奇想天外な人が皆無であってもとてもとても楽しめた。あとがきで斉藤和義さんとのくだりや小説の成り立ちを読んで妙に納得。これは映画化されていて三浦春馬くんが主演だったのね。悲しくて胸がしめつけられほどに物語が一層愛おしく。
時系列を彷徨いながら様々な人が繋がっていくお話は伊坂ワールドならでは。
ラストのお話に翻弄されながらもハラハラドキドキはたまらなかった。
伊坂幸太郎さんの本のなかで一番になったかも。 -
伊坂幸太郎さんには珍しく恋愛要素が強めに感じました。全6話からなる短編集なのですが、それぞれ繋がっている部分があり結局全部で1つの物語とも言えなくも無い小説。
最後の6話目でパズルのピースが一気に嵌っていく様な感じはいかにも伊坂さんらしくて爽快でした。 -
時空を超え、あらゆるところで繋がりすれ違っていく人生の面白さと不思議な興を感じさせられた。モーツァルトの小夜曲のような軽快さをもってテンポよく物語は展開していく。交差し重なり合う人間関係が少しずる明らかになり、新たな発見がまた別の発見の伏線となっている。小さなおかしみと大きな驚きが思いもかけないところに埋め込まれており絶妙なアクセントとなっている。宝探しのような興奮を楽しんだ。
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6話からなる短編集。
各話の登場人物が年を超えて、繋がってくる話の展開が面白い、
1人のライトヘビー級日本チャンピオンを通して繋がる世界とボクシングの描写には飲み込まれるものがあった。
Amazonより引用
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ -
ヘビー級のチャンピオン戦を軸に語られるそれぞれの何処かでありそうななさそうな恋の話。ある話の登場人物やエピソードが別の話でゆるく或いはがっちり繋がっていく過程に今回もにやり。未来が明るそうな支流多めでこっちの路線がやはり好きだなー。一つ前が「火星~」だったので余計そう感じたのかも。
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どんな出会いも必ず自分に影響しているんだと思った。
あの時の出会いに助けられている、というエピソードが隠れていて和む。自分にも「あの時そこにあの人がいてよかった」がたくさんあることに気づかされる。
伊坂さんはちょっとズレた人を書くのがうまい。特に(ゴールデンスランバーで言えば)ロックな織田一真が好き。このデタラメっぽい人が言う言葉が純粋にまっすぐ真をついてるようなところがミソ。 -
伊坂幸太郎の本は二読目が面白い。
忘れかけた頃に読みたくなる。 -
伊坂さんの作品らしくていい、繋がりというか連作っぽく見えるし登場人物とか時間とかを越えて生きているんだなって思えるから『チルドレン』『フィッシュストーリー』『死神の精度』『終末のフール』辺りが好きな人にはオススメ。
人生にはユーモアとほんの少しの勇気が必要だ。